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ネットワークビジネス(MLM):訪問販売

健康食品(栄養補助食品・サプリメント)の流通販路をご紹介するシリーズ。
第1回目はネットワークビジネス(MLM)です。


※おことわり:この文章は健康食品・サプリメントの販路としてのビジネスモデルをご紹介するものであり、賛否または推奨しているわけではございません。

既にご存知の事柄もあるとは思いますが、全く初めての方にもわかるようにと心を砕いておりますので、あくまで参考としてご覧いただけると幸甚です。


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ネットワークビジネスの市場売上規模

健康食品(栄養補助食品・サプリメント)の市場売上規模で無視できない存在なのがネットワークビジネス(MLM)です。

その売上規模がどのくらいかというと、上位3社だけでも

社名 主力商品名 売上高
1 三基商事 ミキプルーン 800億円
2 日本アムウェイ ニュートリライト 406億円
3 フォーデイズ 核酸ドリンク 315億円

(※2012年4月~2013年3月までに決算期を迎えた企業を対象に月刊ネットワークビジネスと日本流通産業新聞との共同調査の資料
参照元:http://zenback.itmedia.co.jp/contents/yumeschool.net/ranking/1122/ )

となっており、かなりの売上規模があることがわかります。

ちなみに「ミキプルーン」のCMで有名な三基商事の売上高は、健康食品市場規模でもトップを誇ります。

これらの結果には、ネットワークビジネス(正式名:連鎖販売取引。本家アメリカでは”Multi-level marketing”(マルチレベルマーケティング、MLM)と呼ばれている。)とサプリメントとの深い関わりに起因します。

ネットワークビジネスの始まり

なぜならこのネットワークビジネス(MLM)がアメリカで誕生したのはサプリメントを販売するためだったからです。

現在はアムウェイの子会社となった「ニュートリライト・プロダクツ」(1934年にカリフォルニアビタミン社として創業)が世界で初めてネットワークビジネスを展開しました。

つまりネットワークビジネスの歴史はサプリメント販売によって幕を開けたのです。

そのビジネスモデルは瞬く間に世界に広がりました。

三基商事の「ミキプルーンエクストラト」の発売は1972年(昭和47年)に遡ります。
実に40年以上ものロングセラーです。

因みに日本アムウェイの「ニュートリライト」シリーズが日本で発売されたのは、1984年(昭和59年)です。

我が国の健康食品の黎明期は、このネットワークビジネスのビジネスモデルとそれを模倣した講習会・訪問販売により広がっていったという歴史があります。

その過程において、強引で悪質な「マルチ販売」業者により、消費者とのトラブルが続き、「健康食品はアヤシイ」というイメージを植えつける原因にもなりました。

それでは、健康食品市場における「販路」の一つであるネットワークビジネスのメリットとデメリットを見ていきましょう。


【メリット】

ディストリビューターと呼ばれる販売代理者が消費者であると同時に販売員として商品を流通させていく、口コミの伝播力を最大限活用したビジネスモデルなので、顧客の囲い込みという点では、他のビジネスモデルと比べてもその合理的な仕組みは群を抜いています。

この愛用者が販売者であるというビジネスモデルは、健康食品事業において最も注力すべき数字である「リピート率」も高く安定させるので、多くの利益を得ることができます。

【デメリット】

販売代理者への販売マージンが反映されるため、消費者への販売価格は高額になります。

またその特徴上、金儲けの手段として行う輩による強引で悪質な売り込みや誇張した嘘の宣伝文句等により消費者とのトラブルが絶えません。
現在は「特別商取引法」によって厳しく規制されています。


口コミのチカラ

健康食品や化粧品、または生活用品など、美と健康、そして生活の向上を叶えてくれる商品はネットワークビジネスに最適です。

なぜなら主な顧客であり、販売員でもある販売代理者の大半は主婦で、その使用実感は口コミに説得力を与え、緊密なコミュニティの中で商品を流通させることができるので、顧客の強い囲い込みが可能です。

これはメーカーにとっては願ってもない販売流通の仕組みですね。

連鎖販売取引の注意点

ところが、気をつけないといけない点もあります。

このネットワークビジネスは、アメリカ発ビジネスに特徴的な「連鎖販売取引」です。

したがって、ピラミッドの頂点に近い者(仕組みを作った者とその初期賛同者)は、販売代理者が増えて商品が流通するほど、マージンを手に入れることができ、多くの利益を得ることができます。

巨万の富を稼ぐこともでき、このロールモデルが新規販売代理者の勧誘モチベーションにもなっています。

しかしながら、ややもすれば「簡単に儲かる」などという勧誘文句で会員を増やし、必要のない高額商品を売りつけるなどの悪質な販売者を容易に生む「ねずみ講(無限連鎖講)」になりかねず、しっかりした管理体制がなければ、悪質な販売者によって一番の不利益を被るのは消費者となってしまいます。

そうなってしまいますと商売として健全ではありませんね。

理想的な日本型ビジネスモデルとは?

これに対して、同様に主婦を販売者として成功している日本型ビジネスモデルがあります。

それが「ヤクルトレディ」です。

ヤクルトは商品としては、スーパー、コンビニ、はたまた自動販売機でも買えますが、販売者と消費者のつながり、距離感という点でこのヤクルトレディという仕組みは本当にすばらしいと思います。

余談ですが、ヤクルトレディは昨年2013年に50周年を迎えました。
強い仕組みは長く続くものです。

これからの時代に向けて

高齢化社会に突入した日本では宅配ビジネスがまた脚光を浴びています。

顧客との距離の近さというネットワークビジネスとヤクルトレディという販売モデルの良い点を参考にして取り入れれば、強い販売経路を築く事ができるのではないでしょうか。

【今回のまとめ】

商品の愛用者を増やすのは、顧客と販売者の距離感が近いほど良い。
主婦や女性を愛用者兼、販売者という販売代理者方式は
商品流通力、顧客の囲い込みにおいて理にかなっている。