健康食品・サプリメント受託製造OEMで貴社のPBを製造します

前回はシニア市場の切り口として、「シニア≒高齢者」ではなく、
「シニア≒上級者」という発想の転換が、幅と奥行きを与え、
より深くシニア層の心情に届くのではないかという考察をしました。

今回はその視点から、シニア市場へのキーワードについて探っていきたいと思います。

シニア市場へのキーワード

やる気のスイッチは「社会的なつながり」にある。

アメリカのある研究で興味深い結果が出ました。

被験者の学生グループの顔を合わせ、
誰と一緒に仕事をしたいかを紙に書いてもらいました。

研究者はその紙の内容は無視して、
何人かの学生には「あなたは選ばれました。」と伝え、
その他の学生には「誰もあなたを選ばなかった。」と伝えました。

その結果、「誰にも選ばれなかった」被験者たちはやる気をなくし、
自制心に欠け、ルールを破ったり、自暴自棄な態度をとる傾向があったということです。

これはつまり、「社会的な拒絶はやる気をなくす原因」であると結論付けています。
(詳細はこちらで読めます。⇒Lifehacker「やる気がまったく出ない原因と、失ったやる気を取り戻す方法」)

上記の研究結果を待つまでもなく、
人は誰でも「必要とされている」事にやりがいを感じます。

これはシニアにも顕著で、子育てを終え、仕事も定年退職した後、
ぽっかりと気持ちの欠落を感じる方は多いものです。

またそれに伴い、夫が家にずっといることで
それまでの生活のペースが狂ってしまう主婦の方もいらっしゃると聞きます。

お互いどうしていいかわからなくなるのでしょうね。

戦後の復興に身を粉にして尽くしてきた人々は企業戦士と呼ばれました。

親の世代が体験した敗戦による貧乏から立ち直り、
バブルの絶頂期には「ジャパン アズ NO.1」を達成した矜持と、
その後の崩壊による失望感も共に味わっている深みのある人生なのです。

そして女性たちもまた、夫の不在時に家庭を守り、時には社会に出て、
子供たちを育て上げ、両親を介護した経験をもっている強い人たちです。

そんな人たちに最も響く言葉はなんでしょうか。

それは「頼りにされている」ということではないかと思います。

自分が誰かの役に立っていると感じられる方はとても魅力的ですし、
実際お元気です。

誰かとつながっていると元気になる

健康食品のリーディングカンパニーの広告や同梱物に掲載されている
「お客様の声」を見ていても、元気にサプリを愛用されておられる方々は、
大概ご夫婦や仲間と趣味を楽しんでおられたり、お孫さんの世話をされていたり、
ペットを飼っておられたりします。

これは誰かとつながっている、もしくは頼りにされていることで、
人生に張り合いが出ているのだと推察されます。

特にペットなどはうるさい小言等も言いませんし、世話をしてあげるだけ、
なついてくれて癒し効果もあります。

つまり、身体的にもう無理はできないけれど、
その積み重ねた知識と経験で誰かの役に立てるということは、
シニアにとっても、社会にとっても有意義なことだと思うのです。

健康食品市場でも、やはり「いきいき」とした健康生活という
明るい未来をイメージさせている企業の方が堅調に売上を上げておられると思います。

以前は、病気や老後の不安などの危機感をあおって
高額商品を売り付ける商法もありましたが、
消費者庁の監視が厳しくなった現在の市場では、
それらもあまり見受けられなくなりました。

そういう意味では、健全化に向かっていると言えるかもしれませんね。

今回のまとめ

シニア市場のキーワードは
「社会的なつながり、頼りにされている」ことを感じてもらえるか。

日本を先進国に押し上げた人々だからこそ、
社会との隔絶を生まないようにしたい。

次回は、【いかにしてつながりを持つか】について取り上げたいと思います。