健康食品・サプリメント受託製造OEMで貴社のPBを製造します

前回「健康食品・サプリメントの成分の選び方」の最後で
やずや創業者である矢頭宣男氏の
「深く穴を掘れ、穴の直径は自然に広がる」
という名言をご紹介させていただきました。

この言葉は矢頭氏のオリジナルではありませんが、
この言葉に感銘を受け、それを社是にまでされていますので、
まさに自分の言葉にされたと言ってもいいと思います。

この言葉から健康食品で成長された
リーディングカンパニーに共通するものが見えてきますので、
今回はそれを紐解いて行こうと思います。

どうぞ最後までお付き合いください。

深く穴を掘れ、穴の直径は自然に広がる

矢頭氏はこの言葉に次のような解説をされています。

「企業の規模が小さく、人材も育っていない時は、いろいろな事業に手を出してはダメ。必ず失敗する。一生懸命に一つの事業を掘って掘り下げてみること。そうすれば自然と穴の直径(会社の規模や業績)は大きくなっていく。」

[参照:創業者夫婦が初めて語る「やずや」の秘密]

これは44歳でやずやを創業されるまで、
なんども事業を失敗されてきたご経験から
発せられた言葉だと思います。

創業期や、事業が上手くいっていない時というのは、
いろいろ穴を掘って(試して)みたくなりますが、
これは余計に会社の体力を消耗させます。

上記にもありますように、失敗してしまう場合は、
ほとんどが中途半端な状態で放置されてしまうために起こります。

では、この悪循環を回避するにはどうすれば良いでしょうか。

【エース(商品)】を育てよう

健康食品のリーディングカンパニーを見れば、
必ずその会社の顔とも言うべきヒット商品があります。

例を挙げますと、
キューサイの「青汁」、
エバーライフの「皇潤」、
やずやの「香醋」、
わかさ生活の「ブルーベリーアイ」、
サントリーの「セサミン」などなど。

それら怪物級のエースを擁する企業の共通点と言えば、
まさにその分野において卓越しているということです。

そしてそれぞれのエースには決まって開発秘話が存在します。

ここで長年の経験からくる
仮説を述べさせていただきますと、
この開発秘話にはほとんどの場合、
ブームとなった『プロジェクトX』のストーリーのように、

  1. 困難な船出
  2. 度重なる窮地
  3. 状況を打開する協力者の登場
  4. あるきっかけから目標達成、そして成長へ。

という物語の王道の起承転結があるということです。

まさに日本中がそのドラマに涙したように、
それぞれのエース商品にも、愛され、感謝し、
なおかつ応援したくなる要素を備えている
と言っても過言ではありません。

健康食品業界の歴史がまだ浅く、
そのほとんどが前例のない新規事業であったことを考えれば、
これほど濃い内容のドラマが形成されるのも納得できます。

しかし、ここで見落としてはいけないこと、
それは【情熱と覚悟】です。

もうこれに賭けるしかないという
【情熱と覚悟】はあるか。

前述の矢頭氏に戻れば、
やずやを創業されるまでは、まさに失敗の連続。

壮絶な人生を過ごされ、今でいえば「負け組」と
呼ばれそうな状況から這い上がられたそうです。

サントリーの「セサミン」にいたっては、
認知度ゼロの状態から、赤字続きの間も商品の力を信じて研究を重ね、
今や押しも押されぬものとなった信念と情熱には、
驚嘆と尊敬の念さえ感じます。

サントリーという大資本の母体があったとはいえ、
商品開発に携わっている者として、
新規事業を任された開発担当者の方々のご苦労には共感を覚えます。

ストーリーを自ら語ろう

そして、ここから一番重要なことをお伝えいたします。

これが今回の肝の部分ですので、ぜひとも心に留めてください。

最も重要なこと、それは自己ブランドを磨き、それを自ら語ることです。

矢頭氏の壮絶な人生はよく知られるところとなりました。

なぜでしょうか。

それはご自身で様々な場所で「これまでの人生と、これからの夢」を語られ、
また先代社長の奥様をはじめ、会社を挙げて語りついでいるからです。
(※現在の社長はご子息が継がれています。)

極論を言えば、商品のスペックは二の次で良いのです。

まずは自分と会社を売り込むこと。

この【ブランディング】こそが最優先事項です。

前回の成分選びの基本として、
「何のため、もしくは誰のため」を明確にすることをおすすめしました。

そして今回「情熱と覚悟」についてお話したのには訳があります。

「何のため、もしくは誰のため」が明確で、
ご自身とその事業に【情熱と覚悟】を持って、
諦めずに深く掘り下げて追求されれば、
いつか一点突破するきっかけが訪れるかもしれません。

そのためにはご自身とその事業に対して、
改めて棚卸をする必要があります。

そしてそのご経験と想いを元に、
多くの人が共感するストーリーに脚色・演出に心血を注いでください。

やずやの場合は、ご自身を掘り下げ、
それを経営計画書に表すことで会社の指針とされたそうです。

だからこそ創業者が急逝された後も、先代の奥様が迷うことなく、
事業を発展させることができました。

そして【情熱と覚悟】を持って【夢】を語られていたからこそ、
従業員の方々をはじめ、関係業者、顧客でさえも応援されたのだと感じます。

最後に逆説となりますが、
穴を深く掘るためには直径を広げなければ、
自分の身長以上の穴は到底掘れません。

つまり多くを学び、自らの器を大きくしなければ
深く掘れないという事実もご紹介しながら
今回の結びとさせていただきたいと思います。

野村克也氏も事あるごとにこう述べています。

「組織はリーダーの器以上に大きくならない」

と。

[参照:野村再生工場 ――叱り方、褒め方、教え方]

まとめ

深く穴を掘る。
つまりは情熱と覚悟を持って一生懸命一つのことを成し遂げる。

そして、その事を物語として発信し続けることで多くの人の心を動かしていくのだ。

次回は、【愛される商品、企業とは】について取り上げたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。