日本からどんどん灰皿が撤去されています。
店舗やビルの前に設置されていた灰皿が気がつけば無くなっています。
飲食店も喫煙禁止の店の方が圧倒的に多くなっています。
なぜ飲食店の完全禁煙化がどんどん進んでいるのでしょうか?
それは、店を喫煙可にするよりも禁煙にした方が儲かるからです。
統計で見ると喫煙者よりも非喫煙者の方が所得が高くお金をたくさん持っているのです。
また、喫煙者は19.6%にすぎず、非喫煙者よりも圧倒的に少数です。
現在習慣的に喫煙している者の割合は、世帯の所得が 600 万円以上の世帯員に比較して、 男女とも 200 万円未満と 200~600 万円未満の世帯員で有意に高かった。 |
世帯年収では、喫煙者は200万未満(男:35.4%、女:15.3%)200万~600万未満で(男:33.4%、女:9.2%)600万以上であは、(男:29.2%、女5.6%)と世帯年収が上がるにつれて喫煙率が低下しています。男性よりも女性の方がより顕著にそうなっています。
つまり、非喫煙者の方が喫煙者と比べてより多くお金を持っている可能性が高いのです。
それに、分煙のためのブースを作ったりメンテナンスをするのに多額の費用が必要です。
そこから漏れてくるかすかな臭いすら敬遠する非喫煙者のお客さんもいるかもしれません。
それに、喫煙者であっても店にいる間だけ我慢すればよいのですから禁煙の店に行くこともできます。しかし、非喫煙者で煙草の煙を忌諱する人は、喫煙可能な店を意図的に避けます。
これらのことから、飲食店は圧倒的に喫煙者が多い店意外は禁煙にした方が儲かる場合が多いのです。
長々と飲食店の禁煙化への流れを解説しましたが、私が申したいのは一部の顧客の要望を切り捨てることも場合によっては必要ではないだろうか。ということです。
例えば、女性用にお悩み系の商材や性的な魅力向上を謳う商材を扱っているあるWebショップでは、当然ですが男性のお客はお断りとなっていますし、店舗運営も全て女性で行っているとのことです。
万人に誰からも愛される店舗や商品など世の中に存在しません。
顧客の要望を取捨選択することや、そもそも顧客を選ぶ勇気も必要だと思います。
企画部:北