「健康食品」を巡る歴史の旅
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「健康食品」を巡る歴史の旅最終回:健康食品の未来に向けて
[健康食品の歴史の旅最終回]「温故知新」歴史を知ることで来るべき未来の在り方を予測する手助けになることを祈って、このシリーズを終了とさせていただきます。ありがとうございました。
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退潮は突然に:業界停滞を招いた拭えない不信感
【「健康食品」を巡る歴史の旅 Vol.17】健康ブームと健康情報メディアに牽引され成長した健康食品は、「アガリクスショック」や「発掘!あるある大事典II」の番組打ち切りなど、メディアへの情報不信によって成長は落ち込むこととなりました。
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インターネットがもたらしたものと『健康日本21』:業界絶頂期の風景
【「健康食品」を巡る歴史の旅 Vol.16】90年代後半から2000年代前半は、インターネットにより直接個人とのコミュニケーション手段が可能になった上、厚労省主導の健康意識向上を目指した法整備は、健康産業の成長を磐石のものにしつつありました。
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神風の到来: e-コマースと規制緩和が健康食品市場を押し上げた
【「健康食品」を巡る歴史の旅 Vol.15】1990年代後半に始まったインターネットと厚生省による医薬品の規制緩和は、健康食品業界を飛躍的に成長させるきっかけとなりました。それはまさに「神風」が吹いたようなすさまじい追い風でした。
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「平成」は健康食品業界の夜明けぜよ:やっぱりTVの影響はごっついねえ
【「健康食品」を巡る歴史の旅 Vol.14】元号が平成に変わった1990年代は、機能性食品を広げたい省庁と、国民の興味度が重なり合い、それに呼応して健康情報番組が増え、健康食品業界は急速な発展を遂げることとなった。
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締め付けと緩和:機能性食品への道筋
【「健康食品」を巡る歴史の旅 Vol.13】1984年(昭和59年)は、健康食品業界にとってターニングポイントとなった。厚生省(当時)の『無承認無許可医薬品の指導取締りの徹底について』通知で取り締まり強化、そして文部省(当時)で発足した「機能性食品」の特定研究は、食品の新たな概念を提示し、世界に先駆けた「保健機能食品」制度を制定するきっかけとなった
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健康ブームとグルメブーム:エンターテイメントの80年代
【「健康食品」を巡る歴史の旅 Vol.12】1970年の外食元年より、ファーストフードやファミリーレストランの出現は日本人の食生活を変えました。
80年代に入ると、料理マンガをきっかけにグルメブームが起こり、バブル景気の中、飽食の時代に突入します。 -
Made in Japan世界を席巻す:栄光の80年代への布石
【「健康食品」を巡る歴史の旅 Vol.11】70年代は日本企業の技術と卓越性でMade in Japan製品は世界を席巻していきました。その勢いの中、80年代の最初にはサプリメントとしてのエポックメイキングな商品が開発されます。
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『第1次国民健康づくり対策』始まる:国際的な健康づくりの流れ
【「健康食品」を巡る歴史の旅 Vol.10】1974年に発表されたカナダのラロンド・レポートは先進国の健康づくり対策のモデルとなり、日本も1978年に『健康日本21』の元となる『第1次国民健康づくり対策』の10カ年計画を作成し発展させていきました。
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マクガヴァンレポートの意義:迷えるアメリカ合衆国の風景
【「健康食品」を巡る歴史の旅 Vol.9】『米国の食事目標(Dietary Goels for the U.S)』 (通称マクガヴァンレポート)を指揮した、ジョージ・マクガヴァン氏は、混迷極めた時代に翻弄されながらも、米国の食料問題プロジェクトに政治人生を捧げた人物です。