ダイエットサプリの開発依頼が減っています。
率直に言ってこれは健康食品業界にとってよいことだと私は思います。
何故なら、「飲むだけで痩せる。」というサプリは痩せないからです。
正確に言うと、よく宣伝で見かけるような飲むだけで1ヶ月で5kgとか10kgも痩せるというのはありえないということです。
また、仮にそのようなものが作れるとしても私はそのような依頼は受けませんし、他のほとんどの受託企業も受けないでしょう。なぜなら、万人にそのような強力な効果をもたらすというのなら、その商品は食品ではなく医薬品かあるいは毒物です。不特定多数にそのようなものを売れば、健康被害をもたらすことを容易に想像することができます。
しかも、消費者庁による景品表示法における取締りも厳しくなっています。上記のようなありえない効果を言って販売することによる行政指導やペナルティを受けるリスクが高くなっています。
しかし、ダイエットをしたいという需要は非常に大きなものです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
いわゆる「代替食」がよいと思います。プロテインをベースにしたダイエットシェイクだったり野菜や果物を粉末にしたグリーンスムージーなどの売り上げが上がってきています。
これらは、普段の食事を置き換えるもので非常に低カロリーに設計します。例えば、昼食で700kcalを摂取していた場合、200kcalにおさえてその分をダイエットしましょうということです。(700kcal-200kcal=500kcal)
非常に理屈の通った分かりやすい理論です。
これらのものであれば、ダイエットを訴求しても問題ありません。
ダイエットサプリは今後、ダイエット用プロテインやグリーンスムージーの売り上げが伸びると思います。
企画部:北