さてクイズです。
【第一問】
太郎くんが年末ジャンボ宝くじを1,000万円分購入しました。
当選する賞金の期待値はいくらでしょう?
答えは...450万円です。
【第二問】
次郎くんは、競馬がすきです。
日曜日に競馬場に行き10レースにつき1万円づつ合計10万円分馬券を購入しました。
馬券の払い戻し金の期待値はいくらでしょう?
答えは...7万5千円です。
「ギャンブルなんて、勝つときもあれば負けるときもあるよ?」と言われるかもしれません。
それは、その通りです。
しかし、長い期間やればやるほど宝くじの当選金額は購入金額の45%に近くなります。
また、馬券は購入した馬券の75%に近い金額になってしまいます。
なぜでしょうか?それは、ギャンブルというのはそういう仕組みで運営されているからです。
公営ギャンブルには、控除率というのが設定されています。
これは簡単に言えば「胴元(運営者)の取り分」です。
宝くじの場合は、55%です。
つまり、残りの45%が宝くじ購入者への払戻金(賞金)となります。
だから、宝くじを1,000万購入した場合においての賞金期待値は、450万円になるのです。
〈ギャンブルの控除率〉
- 宝くじ55%
- スポーツ振興くじ(toto)50%
- 中央競馬・地方競馬約25%
- オートレース30%
- パチンコ、パチスロ 約15%(推定)
上記のように多額の資金投入をすればするほど、運営者に寺銭を支払う仕組みになっています。また、多くのプレーヤーは運よく勝った場合でも、そのお金をつぎ込んでしまうので、軍資金を何回も繰り返して賭けているうちに帰宅するころには、帰りの電車代を残してすっからかんになってしまうのです。
以上から、ギャンブルは勝とうと思ってやってはいけません。稀に大勝することがありますが、それは非常な幸運に恵まれてのことなのです。しかし、プレーヤーはこのような仕組み(高率な寺銭をとられていること)を知らない人が大半です。胴元が必ずひとり勝ちする仕組みになっているのです。
どのようなビジネスでも利益を上げるための仕組みが大切です。ギャンブルで勝つためにする努力が不毛で非効率であるように、効率の悪い仕組みで行うビジネスに対するハードワークは、努力の割に成果がで出ないものです。
健康食品のマーケーットも成熟化しつつあります。私は、今日のブログで「ギャンブルはやっても負けますよ!」と言いたいわけではありません。ギャンブルでも健康食品の販売でも勝ち残るためには勝てる仕組みが必要だということを言いたいのです。
弊社のクライアントの中で成功を収めている方にお話を聞くと「なるほど、それなら儲かるはずだ。」と思うような仕組みで商品を販売されています。(守秘義務がありますので詳しい内容は記載することはできませんが…。)今後は、商品を売るための戦略が今まで以上に重要になってきます。博打の胴元をやるようなあこぎな真似は当然お勧めしませんが、貴社が貴方が持っている手札で勝てる仕組みを模索してください。
企画部:北