健康食品・サプリメント受託製造OEM
よくあるご質問

これだけは、絶対にやってはいけません!~健康食品(サプリメント)ビジネスの成功例と失敗例~

健康食品の販売で「これだけはやってはいけない!」ということがあります。
それは、疾病の治癒を訴求することです。
特に「がんが治る。」と宣伝して健康食品を販売するのは最悪です。
ダメな理由は、2つあります。
1つ目は、行政からの指導を受けるリスクがあります。また、最悪の場合は警察に逮捕さることもあります。
2つ目は、その健康食品を購入するお客様の治療の機会を奪ってしまったためお客様の余命を短くしてしまう可能性があるということです。

先日も、がん患者に健康食品を「がん細胞が自滅する。」と宣伝して売った会社の経営者が警察に逮捕されました…。

「がん細胞自滅」と健康食品を販売 容疑の社長ら逮捕

がん患者らに健康食品を「がん細胞が自滅する」と宣伝して販売したとして、大阪府警生活環境課は7日、医薬品医療機器法違反(未承認医薬品の広告、販売)容疑で健康食品販売会社「シンゲンメディカル」(東京都中央区)の社長、藤岡成友(まさとも)容疑者(46)=東京都港区=ら同社幹部4人を逮捕した。いずれも容疑を否認し、藤岡容疑者は「私としては適法に広告販売していたつもりです」と供述している。

「がん効能」などで行政指導7回も販売継続 横行する違法広告

逮捕容疑は今年3~6月ごろ、医薬品としての承認を受けていない健康食品「全分子フコイダンエキス2000」にがん細胞を自滅させる効能効果があるなどとインターネット上で広告し、いずれも大阪府内の60代の男女3人に販売したとしている。3人のうち2人はがん患者で、ほかの1人も親族ががんを患っていたという。

府警などによると、この商品は約3千円で仕入れていたが、約5万2千円~8千円で販売。同社は平成20年に大阪市で設立し、当初から海藻由来の成分を含んだ「フコイダンエキス」と称する商品などを販売。過去3年間だけでも約9900人に商品を販売し、約28億7千万円を売り上げていたという。

2019.8.7 産経新聞

薬機法に違反すると、逮捕される場合もあります。

医薬品医療機器法(略称:薬機法)とは、医薬品や医療機器に関する法律です。
では、なぜ健康食品を売るときに『疾病の治癒』を訴求すると医薬品に関する法律に抵触するのでしょうか?
それは、効能効果を訴求するとその健康食品が法律上で医薬品とみなされるからです。
医薬品を販売するには厚生労働省の承認が必要なのですが健康食品として製造しているのですから承認は当然ありません。
だから「無承認の医薬品を売ったよね!ダメだよ!」ということで取り締まりの対象になってしまうのです。
薬機法では、主に厚生労働省が取締りを行っていますが、上記の記事のように警察が動く場合もあります。

人命に関わる場合があります。

がんなどの疾病で、「この健康食品を使えば治る。」と信じて医師の治療や投薬を拒否してしまったら治る病気も治らなくなってしまいます。
金儲けのために人の寿命を縮めたり、健康を損なったりしてよいはずがありません。
私は、健康食品は人々の幸せのためにあると思っています。
健康食品を「がんが治る。」など疾病の治癒を訴求して売るのは止めましょう。
このようなビジネスは、人道的にも事業的にも長期で考えると決してペイするものではないと思います。

企画部:北

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