シニアが求めているもの

前回はシニアといかにつながるかについて
『手書きのDM』を取り上げました。

シニア世代は現在のようにメールなどない時代に
手紙や葉書でコミュニケーションをとって来られました。

もちろん書面にするからには、それ相応の作法があり
その「粋(すい)」を知り尽くした世代でもあります。

だからこそ、心を込めた手書きの文面には
響いていただけるのではないでしょうか。

そこで今回はその「刺激」に焦点を当てて進めていきます。

どうぞ最後までお付き合いください。

「カハールの呪い」を解け!

サブタイトルに「なんじゃこりゃ」と思われたかも知れませんが
これは「人間の脳」に対する大きな誤解(迷信)を解き
「明るい未来」を見ましょうということです。

カハールとは、スペインのノーベル賞受賞医学者のことです。

そのカハール博士が100年も前に
「人間は成人すると脳細胞の成長はとまり、毎日どんどん脳細胞は減っていく」
という仮説を発表したのですが、それが21世紀になった今でも一般常識として捉えられている、
この迷信のことを、医療関係者の間では「カハールの呪い」と呼んでいるそうです。

しかし、最新の医学研究では
『60歳、70歳になっても刺激さえあれば、脳細胞は新しく造られ増加する』
ということが証明されているのです。

つまり、人はいつまでも成長できるということです。

これはすばらしいことですね。
<参照:脳若返り!魔法の呪文 記憶力で東大生に勝つ[PDF]

求めているのは「充実した今」

人は誰でも年齢を問わず「明るい未来」を欲することに異論はないでしょう。

しかし、未来は「今」の連続を経て訪れます。

小さい頃はイチロー選手に憧れて
「プロ野球選手になりたい!」というのは自由ですし
とてもすてきな夢だと思います。

ですが、「今」やるべき練習をさぼっていたのなら
たぶん次の試合でも活躍できないでしょうし
ましてや選りすぐられた一握りの才能が集まるプロ野球選手には到底なれないでしょう。

シニアの場合は、人生の折り返しを過ぎたことを
ご自身が一番ご存じだと思われますから
そんな大きな夢は見ないかもしれません。

ですが、“さっきまで知らなかったことを知る”だとか
“昨日までできなかったことができた”という喜びは
恐らく若い人よりも大きいものだと思われます。

それは、旅行で新しい所に行ってみることや
趣味の習い事で先生やお友達に褒めてもらうなど何でも構いません。

スポーツなんか実感しやすくて良いですよね。

そして「いつまでも成長したい」という欲求は
心と脳に若さを生み出します。

まさに生涯学習なのです。

「いつやるか?今でしょ!!」は受験生だけにではなく
全ての人に当てはまる言葉です。

だからこそ、その普遍性が流行語になる所以なのでしょう。

このように、「今自分の成長を感じている。すごく楽しい!!」
という充実した感覚は、脳を最高に刺激しますし
自然と笑顔と元気がわき上がってきます。

まさにシニアが求めているものだと言えるのではないでしょうか。

「充実した今」を生きるために必要なもの

「今が充実している」と感じるには、下記の3つの条件が考えられます。

  1. 具体的な目標
  2. 健康な身体
  3. 十分な蓄え

他にも「結果」という条件も考えられますが、
これは自分ではコントロールできない要素でもあるので
ここでは除外させていただきます。

いかがでしょうか。

これら3つの条件は、全ての人に当てはまると思いませんか。

先程も述べましたが、シニアや若年者と区別しない『普遍性』こそが
上手くいくマーケティングの要素だと言えるでしょう。

シニアは別に精神的な特別扱いを求めてはいないのです。

そして、優遇サービスは当然の権利として利用してもらうべきですし
そのサービスが充実しているのが文化水準が高い社会といえるでしょう。

今回のまとめ

人間の脳は何歳になっても刺激によって活性化することができる「充実した今」を生きるために年齢は関係ないので、普遍的なマーケティングが可能である。

次回は、最後に取り上げた
「充実した今」を生きるために必要なもの】についてもう少し掘り下げていきます。

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