健康食品(サプリメントビジネス)で必ず失敗する方法とは?
まず、「健康食品(サプリメント)を売って儲けよう!」と新規参入を考えておられる方に、確実に失敗する方法をご教授しましょう。残念ながら確実に成功する方法は私は知りません。しかし、確実に失敗する方法ならば知っています。
『安さ訴求』で健康食品ビジネスを始めればよいのです。
今はほとんどありませんが、以前は、DHCさんやファンケルさんをベンチマークにして『安さ』をウリに健康食品を売りたいと言ってお問い合わせをくださる方がおられました。もちろん私は、「彼らは製造ロットが莫大で原料レベルから値切りたおして、数の力で安価で製造されています。彼らと同等以上の資金力が無いと競合は困難です。」と他のやり方を促すことにしています。そんなことは、野球に例えると今からつくる草野球チームで「読売巨人軍に勝ちたい!」と言うようなものなのです。非常に難易度が高いことなのです。
また、DHCさんやファンケルさんだけでなく大手の食品製造会社も数多く健康食品ビジネスに参入されています。貴社がこれらの大手企業と同等の大企業であれば、「ウチの商品が、最も安い!」と安さ訴求で競合することも出来るかもしれません。もし、そうでなければそのやり方は止めましょう。失敗は目に見えています。
少ない資金で勝利する方法をお話します。
上記で申し上げた通り『最安訴求』は、やるだけ無駄です。では、どうすれば健康食品(サプリメント)業界に新規参入して成功することできるのでしょうか?これからお話しする2つの事柄について意識していただければ新規参入であっても成功する可能性はぐんと上がります。
販売方法を考慮した商品設計
まずひとつ目は、販売方法と売りやすさを考慮した商品設計だと思っています。これについては、以前にこのブログでも書かせていただきましたのでよろしければご一読ください。
広告宣伝費をかけずに商品を売る
また、いかにして広告宣伝費をかけずに商品を売るのかだということだと思います。
(貴社が資金力のある会社であればその限りではありません。)貴社が中小企業に分類される会社であれば、広告費を少なく効率よく商品を売ることが成功の鍵になります。これが出来る販売者は健康食品業界でのサバイバルでの生存確率が非常に高いです。
広告費0で健康食品を売る方法~健康食品(サプリメント)のマーケティング~
まとめ
上記の内容で、1ヶ月に100個程度の数量を売れれば、事業として黒字になると思います。健康食品をOEMを使ってオリジナルで製造することのハードールは結構低いのです。
なぜ100個なのかと言うと、完璧な品質を保って尚且つそんなに割高な製造原価にならないように商品設計を行うには最低限製造ロットは少なくとも約1,000~約2,000個(※ケースバイケースです。商品設計により数量は異なります。)だからです。また、健康食品も食品ですので当然賞味期限があります。大抵の場合は賞味期限は2年です。いくら費用を掛けずにゆっくり販売しても大丈夫と言っても賞味期限を残している内に1ロット分を売り切らなければなりません。2,000個を100個で割ったら20となります。つまり、一月に100個を販売することができれば20ヶ月で(賞味期限に余裕を残して)1ロット分を売り切ることができます。だから1ヶ月に最低100個販売する必要があるのです。
もし、「1ヶ月に100個を売るのは無理です!」とお思いでしたら、時間や資金の無駄ですから健康食品業界への参入は残念された方がよいでしょう。
弊社は、小ロットでのOEMをお受けしています。
よろしければ、お気軽にお問い合わせください。
企画部:北