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健康食品(サプリメント)ビジネスで大切なマーケティング力と販売方法

 今回は、健康食品(サプリメント)ビジネスのマーケティング方法と販売方法について詳しく解説しています。これから、健康食品(サプリメント)ビジネスを始めたい方、興味ある方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

この記事を読むメリット

・マーケティングの知識(分析手法)

・ダイレクト・レスポンス・マーケティング

・コンテンツ・マーケティング

・利益を上げるための競合・顧客を調査する方法

 

などを網羅的に知ることができ、健康食品(サプリメント)ビジネスにおける具体的なマーケティング方法を学ぶことができます。

マーケティング

マーケティングとは


マーケティングとは、「セールスせずに売れる仕組み」を作ることを言います。例えば、見込み客・顧客が望んでいる商品とは何か、何を決め手に商品を購入するのか、どのような価格ならば見込み客・顧客は購入してくれるのかなど、売れるためにどうすればいいのかについて考え、実践していくことを言います。

 しかし、実際は「マーケティング」を「広告・宣伝」のことだと考えていたり、なんでも売れるようになる「魔法みたいなもの」と考えたりしている人が多いです。

 

 しかし、実際はマーケティングは、市場調査・商品設計・商品の流通管理・価格設定・ビジネスモデルの構築・販売戦略・アフターサポート・顧客関係管理など多岐にわたる業務なのです。そのため、マーケティングと聞いたとしても、よく分からないという感覚になってしまうことが多いのです。

 また、どれだけ優秀なマーケッターであったとしても、売れない商品を売れるようにするのは極めて難しいのです。マーケティングとは、売れない商品を売れるようにするのではなく、計画的に売れる商品を作り・販売していくことなのです。もちろん、売れるポテンシャルを持っている商品ならば、現在売れていなくても売れるようにすることはできるかもしれませんが、売れるポテンシャルがない商品は、どれだけ頑張っても売れないのです。

 

マーケティングについて詳しく知りたい方、以下の記事がオススメです。

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顧客が欲しいのはサプリメントではありません。 ~健康食品(サプリメント)のマーケティング~

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マーケティングの重要性


成熟社会において、マーケティングの重要性は増してきています。物が不足していた時代は、商品を作り店舗に並べていれば自然と商品が売れている時代がありました。しかし、現在は商品を作って、店舗に並べていても売れにくい状態になっています。

 また、消費者の趣味嗜好が多様化したことで、画一的な商品を販売することは難しくなってきました。そのため、多くの企業では、それぞれの趣味嗜好に合わせた商品が作られるようになってきました。

 実際、家電量販店に行ってみると、色違いの商品、性能は同じだが見た目が異なる商品などが数多く存在するでしょう。このように、それぞれのニーズを満たすための商品が数多く作られるようになってきたのです。

 

 しかし、未だに日本では、良い商品を作れば、その商品が売れるようになると考え方が根付いています。ですが、実際はどのように販売していくのか、どのようなコンセプトの商品を作るのかが大切なのです。

 また、日本では良い商品とは、質の高い商品だと考えています。しかし、自分たちが良い商品だと思っていても、消費者が良い商品だと思わなければ、それは良い商品とは言い難いのです。つまり、消費者が使いたい商品・使っている商品が良い商品なのです。

 そのため、技術力を高めれば、商品の質を高めれば売れるわけではないということなのです。ですので、商品を作るときは、見込み客・顧客にとって良い商品なのかどうかを考える癖をつけることが大切になるです。

 

 有名な話として、Appleが「iPhone」を初めて市場に出したとき、「iPhone」に新しい技術が入っておらず、日本の技術者はびっくりしたというものがあります。というのも、日本では、新しい商品を作る場合は、何か新しい技術を入れるというのが当たり前だったのです。一方、新しい技術が入っていない商品は見下されるという風潮もあったそうです。

 「iPhone」は世界中で飛ぶように売れ、10年以上も王者として君臨しています。もちろん、今では「iPhone」には新しい技術は入っていますが、初期の「iPhone」に新しい技術が入っていなかったとは驚きがあるでしょう。

 

 このように、「iPhone」は競合が少ない時代に圧倒的なコンセプトで市場に投入され、多大な利益を獲得したということが言えます。また、Appleには熱狂的なファンが数多く存在します。そして、彼ら彼女らは、新作の「iPhone」が出るたびに購入し、知り合いに勧めていくのです。

 このように自然に商品が売れていくのが、マーケティングの1つの目標だということが言えます。つまり、商品・サービスを通して、ファンを増やし、セールスをしなくても自動的に購入してくれる仕掛けを作っていくことがマーケティングで行うべきことなのです。

 

メリット

 マーケティングの大きなメリットは、マーケティング力を高めることで、効果的に商品を販売することができるようになるということです。

 例えば、マーケティング戦略が上手くいくと、今までと同じ販売促進費でも、商品が一気に2倍や10倍売れるというのは珍しい話ではありません。つまり、費用対効果が急激に改善されるのです。また、商品が2倍も売れなくても、1.1倍売れるだけで費用対効果は改善され、利益率が高くなるのでしょう。つまり、マーケティング力を高めることで利益率を高めることができるのです。

 

 マーケティングを実施していない会社は、少しでもマーケティングを実践していくのをオススメしています。また、すでにマーケティングを実践している会社は、時代に合ったマーケティング戦略を行えるように、実践的なマーケティングを学習・実行することをオススメしています。マーケティング力を高めて、あなたの商品を多くの方に使ってもらいましょう。

 

デメリット

 マーケティングのデメリットとして、全てのマーケティング戦略が上手くいくわけではないということです。イメージとしては、10個のマーケティング方法を考え実践したとしても、1〜3個ほどしか上手くいきません。逆を言えば、7〜9個は失敗してしまうのです。

 これを聞くと、多くの方はマーケティングを実施しても赤字になってしまうだろうと考えてしまうことでしょう。しかし、実際は10個中9個失敗したとしても、1個でも上手くいけば、ほとんどの場合、全ての赤字を回収できる上に、多くの利益をもたらしてくるのです。

 また、リスクが小さいマーケティング方法ならば、大きな損失につながりにくいので、小さく始めてみるのがオススメになります。

 

 例えば、新しい事業を始めるときは、いきなり大規模工場を作るのではなく、コストをかけずに商品を作れる方法はないのかを考えることです。設計と販売だけ自社が行い、製造は他社に委託するという方法も存在します。

 また、リスクが小さいならば、商品を作ってみて売れるかどうかテストを行い、売れるならば本格的に参入し、売れないならば撤退するという選択肢を取ることもできます。

 一方、最初から大規模工場を作ってしまうと、売れなかったときに大損失に繋がってしまいます。そうならないためにも、最初は小さく始めて、上手く行き始めてから大きくしていくことが大切になるのです。また、このような考え方もマーケティング的な考え方の1つになります。

 

セールスとの違い

 よく、マーケティングとセールスは何が違うのか、質問を頂くのでマーケティングとセールスの違いについて解説させて頂きます。

 セールスとは、売り込みのことを言います。つまり、見込み客や顧客に商品を販売するために、営業を行ったり、メールを送ったりして、購入してもらうことを言います。そのため、プッシュ型の販売方法だと言われています。

 

 一方、マーケティングは、セールスをせずに売れる仕組みを作ることを言います。つまり、極論を言えば営業をしなくても自動的に売れていく仕組み・仕掛けを作っていこうとするのがマーケティングの考え方になります。

 しかし、実際問題、売れる仕掛けを作り、同時に営業をした方が売上は上がります。そのため、マーケティングもセールスもどちらも大切であるという風に考えることが実は大切なのです。

 ですが、多くの企業はマーケティングにかける時間が圧倒的に少ないのです。というのも、マーケティングの成果は営業の成果よりも目に見えにくく、営業よりも成果が出るまでに時間がかかってしまうという傾向があるからです。

 そのため、短期的な利益を求めようとすればするほど、マーケティングではなく、セールスに力を入れてしまう経営者が多いのです。

 

 例えば、市場調査に基づいて商品を改善し、新しいキャッチコピーを作った結果、商品が売れやすくなり、売上が1.2倍になったとしましょう。しかし、改善から成果が出るまで期間は長く、様々な部署と連携しているため、評価しにくいため、何が良かったのか分かりにくい状態になってしまいます。その結果、マーケティングが上手くいったではなく、営業が上手くいったという風に考えてしまうのです。

 

マーケティング手法

 マーケティングにおいて、一番最初に行うべきことは調査になります。というのも、調査を行わなければ、現在どのような状況なのか分からないため、何をすればいいのか具体的な行動プランを作ることができないからです。

 そのため、まず始めに競合・市場・自社などについて分析していくことが大切になります。そして、分析結果をもとに勝ちやすい戦略を作り、実践していくことが、次に行っていくことになります。

 

SWOT分析

 SWOT分析とは、時代の流れや競合、法律、コンプライアンスなど自社の取り巻く外部環境と、自社の強みや弱みなどの内部環境を対象にした分析のことをいいます。

 また、SWOTとは、Strength(強み)Weakness(弱み)Opportunity(機会)Threat(脅威)の4つの要素の頭文字を取ったものになっています。

 

Strength(強み)とWeakness(弱み)

 Strengthでは、自社の強みについて分析を行っていきます。競合と比べて、どのような点が優れているのか丁寧に見つけ出していくことが大切になります。

 一方、Weaknessでは、自社の弱みについて分析を行っていきます。競合と比べて、どのような点が劣っているのか丁寧に見つけ出していくことが大切になります。

 分析するときの項目の例として、ブランド力、商品の質、価格、コスト、アフターサポート力、顧客満足度、歴史、立地など挙げられる。

 強みも弱みも、挙げられるだけ挙げるのがオススメになります。また、分析するときは数値など客観的なデータを活用することで、分析の精度高めることができます。

 

 例として、自社の強みは販売網、歴史、営業力、商品の質が高いこと、一方弱みはブランド力、エンドユーザーとの繋がりが薄いこと、アフターサポート、商品の価格が高いことという風に、強みと弱みを書き出していきます。

 

 ある会社を例に強みとは何かを詳しく知りたい方は、「シニアサポート事業参入における成功事例」の記事をご覧ください。

 

Opportunity(機会)、Threat(脅威)

 Opportunityでは、外部環境における機会について分析を行っていきます。一方、Threatでは、外部環境における脅威について分析を行っていきます。

 分析するときの項目の例として、市場規模と市場の成長、景気、政治の状況、購入者の交渉力、供給者の交渉力、競合、新規参入事業者などが挙げられます。

 機会・脅威においても、強みも弱みと同様に、挙げられるだけ挙げるのがオススメになります。また、分析するときは数値など客観的なデータを活用することで、分析の精度高めることができます。

 

 

STP分析

 STP分析とは、Segmentation(セグメンテーション)Targeting(ターゲティング)Positioning(ポジショニング)について分析する方法になります。

 Segmentation(セグメンテーション)とは、市場を特定のニーズをもったグループに細分化することを言い、Targeting(ターゲティング)とは、細分化した市場の中から、勝てる市場を選ぶことを言い、Positioning(ポジショニング)とは、ターゲットにした市場の中でどのような立ち位置を目指すのか明確にしていくことを言います。

 

Segmentation(セグメンテーション)

 Segmentation(セグメンテーション)とは、様々な軸をもとに市場を細分化していくことを言います。また、細分化した市場のことをセグメントと言います。細分化する軸として、年齢、住んでいる地域、所得、性別、趣味、考え方、役職などが挙げられます。他にも、外回りの人・社内で勤務している人・自宅で勤務している人、デザインを重要視している人・重要視していない人などで細分化することもできます。

 基本的にSegmentation(セグメンテーション)では、市場を複数の軸をもとに何度も細分化していきます。少なくても30回程度は様々な方法で市場を細分化することをオススメしています。

 というのも、たった数回市場を細分化したところで、その中から魅力的な市場(セグメント)を見つけ出すのは困難だからです。そのため、何度も何度も様々な視点から市場を細分化していきましょう。

 

Targeting(ターゲティング)

 Targeting(ターゲティング)とは、細分化した市場から狙うべき市場を選ぶことを言います。このとき、自社の強みが活きるかつ強い競合が存在しないが、顧客が存在し、多くの利益を上げることができる市場を見つけることが大切になります。また、理想的な市場を見つけるために、SWOT分析で得た情報を活用するのがオススメになります。

 もちろん、理想的な市場を見つけることは難しいかもしれませんが、時間をかけて市場を吟味していると勝てる市場を見つけ出すことができます。ですので、地道かもしれませんが、1つ1つセグメントを吟味していきましょう。

 

 また、ターゲットを選ぶことで新たな価値を生み出すこともできます。詳しく知りたい方は、「既存の商品や技術に付加価値を持たせる」の記事をご覧ください。

 

Positioning(ポジショニング)

 Positioning(ポジショニング)とは、ターゲットにした市場において、自社の立ち位置を決めることを言います。ただ疑問点として、なぜ自社の立ち位置を決める必要があるのでしょうか。

 その理由としては、選択したセグメント内にも競合が存在し、競合と何が違うのかを見込み客・顧客に知ってもらうためです。

 例えば、競合よりも少し高めの商品・サービスを扱うことも1つのポジショニング方法になります。他には、競合よりもお洒落な商品・サービスを作り、インターネットから購入しやすいようにオンラインショップを開設するなど、競合と異なるポイントを作ることが大切になるのです。

 ただし、見込み客・顧客にとって魅力と感じない差別化は効果がないため、魅力的だと感じる差別化が大切になるのです。見込み客・顧客目線で差別化ポイントを作っていきましょう。

 

4C分析

 4C分析とは、Customer Value(顧客価値)Cost(コスト)Convenience(利便性)Communication(コミュニケーション)の4つの要素から、頭文字を取った分析手法になります。

 まず、STP分析をもとに、顧客にどのような商品を提供すれば、売れるのか構想・コンセプトを決めていきます。そして、構成が決まったら、製造する商品を4つのCから分析していきます。そうすることで、製造する商品の問題点や改善点をいち早く見つけ出すことができるのです。

 

Customer Value(顧客価値)

 Customer Value(顧客価値)とは、商品を通して顧客が感じる価値だけではなく、接客やブランドイメージなどを通して感じる価値のことを言います。つまり、顧客に対してどのような価値を提供できているのかを分析していくことになります。

 また、商品の質が高くても、接客が悪かったり、パッケージなどのデザインが悪かったりすると顧客が感じる価値は下がってしまいます。そのため、商品だけに注意を向けるのではなく、広告から購入・アフターサポートまで顧客が経験する各ステップを最適にし、体験価値を高めることも大切になります。

 実際に、自分が顧客になり、広告を見て、アフターサポートを受けてみて、どのように感じるのかを分析するのがオススメになります。そうすることで、顧客目線で各ステップを改善することができるようになるでしょう。

 

Cost(コスト)

 Cost(コスト)とは、顧客が商品を購入するために発生するコストを意味します。また、コストには、金銭的コスト以外にも、商品を購入するために移動する労力的コスト、購入するかどうか悩むときの心理的コストなども含まれています。

 自社の商品を購入してもらうためには、コストを下げることが大切になります。例えば、インターネットで商品を購入することできるようになれば、移動コストを下げることができるでしょう。

 他にも、初回プランを用意することで、購入するかどうか悩んでいる人が購入しやすくなったり、顧客の声を伝えることで心理的コストを下げたりすることができます。このように、どうすれば見込み客・顧客が商品を購入しやすくなるのか分析して、改善していくことが大切になります。

 

Convenience(利便性)

 Convenience(利便性)では、顧客が商品を購入しやさ、商品の使いやすさなどを分析していきます。というのも、どれだけ良い商品を扱っていたとしても、購入する工程が大変ならば、購入しやすい他の商品を購入しようと見込み客が考えてしまうからです。

 実際、家から遠い美味しいパン屋のパンよりも100円や150円で売っているそこそこ美味しいコンビニのパンを購入している人が多いでしょう。つまり、多くの人は商品の質を求めているかもしれませんが、それ以上に利便性も求めているのです。

 そのため、利便性をどのように高めるかが重要なポイントになってきます。例えば、現金以外の決済方法(クレジットカード、QR決済など)を取り入れる、購入プランを複数用意することで、利便性を高めることができます。

 他にも、直接購入できる方法以外にも、インターネットで購入できたり、毎月自動的に家に商品が送られてくるサービスを導入したりすることで、利便性を高めることができます。

 

Communication(コミュニケーション)

 Communication(コミュニケーション)では、見込み客や顧客と関係性をどのように構築していくかを分析していきます。見込み客や顧客とのコミュニケーションを取る方法としては、対面営業、セミナー、オンラインイベント、SNS、メールマガジン、LINE公式アカウントなどが挙げられます。

 また、どのようなツールを活用すれば、見込み客や顧客と円滑なコミュニケーションを取ることができるのかを考えることが大切になります。というのも、現在のビジネスでは、コミュニケーションを通して、いかにして信頼関係を構築していくのか考えることが重要だからです。

 今までのように、販売して終わりではなく、どのようにして継続してコミュニケーションを続け、商品を繰り返し購入してもらうのかが重要なポイントになってきているのです。

 

自社に合ったビジネスモデルを導入する

ビジネスモデル


ビジネスモデルとは、収益を上げるためのビジネスの仕組みのことを言います。もっと噛み砕いて説明すると、誰に、どのような価値のある商品・サービスを、提供するのか仕組み化したものになります。

 また、健康食品(サプリメント)ビジネスは、健康食品(サプリメント)を作って販売し利益を上げるというビジネスモデルが一般的ですが、実は健康食品(サプリメント)を活用したビジネスモデルは他にもあるのです。

 例えば、整体師の方ならば、お客様に追加で購入してもらう商品として健康食品(サプリメント)を活用することができます。そうすることによって、顧客単価が高くなり、利益率を高めることができるのです。

 

 他にも、健康食品(サプリメント)をすでに販売している方ならば、健康に関する定額制の動画配信サービスを始めることで、定額制の動画を見てくれるようになるでしょう。つまり、健康食品(サプリメント)をフックとして、他のサービスに誘導することも可能になるのです。また、動画配信で収益を上げることができるならば、健康食品(サプリメント)を原価で販売し、多くの顧客を獲得するというAmazonが得意とする戦略を行うこともできます。

 

 このように、健康食品(サプリメント)を活用したビジネスと一言で言っても、ビジネスモデルは何通りもあるのです。また、多くのビジネスモデルを知ることで、健康食品(サプリメント)を活用したビジネスは広がるのです。

 もちろん、ビジネスモデルを学ぶことで、健康食品(サプリメント)ビジネス以外でも活用することができます。この機会に業界を越えてビジネスモデルを学んでみるのをオススメします。

 

ビジネスモデルの基礎となる考え方について知りたい方は、「損して得取れ」の記事をご覧ください。

 

利益を上げやすいビジネスモデル

 利益の上げやすいビジネスの特徴は、3つあります。1つ目の特徴は、寡占または独占市場であることです。例えば、携帯会社などは現在4社ほどしか存在しないため、寡占市場になっています。そのため、競争が起きにくく、莫大な利益を稼ぎ出すことができるのです。

 2つ目の特徴は、定額で商品・サービスが売れることです。というのも、新規顧客に商品やサービスを販売するためには、多くのコストがかかってしまいます。一方、既存顧客ならば新規顧客よりも販売コストは低くなりますし、定額で商品・サービスが売れることで、安定的にキャッシュが入ってきます。そのため、安定したビジネスを行いながら、利益率を高めることができるのです。

 3つ目の特徴は、固定費が低いことです。固定費が高くなると、利益を出すために必要な売上額は高くなってしまいます。例えば、固定費が1000万円の場合、少なくとも1000万円以上の売上は必要になります。一方、固定費が1万円ならば、10万円ほど売上を上げることができれば利益が出てくるでしょう。つまり、固定費ができるだけかからないビジネスは利益を上げやすいという特徴があるのです。

 健康食品(サプリメント)ビジネスは、市場を細分化することで競合が弱いところで販売することができ、定額制のサービスも始めやすい特徴があります。また、固定費もほとんどかからないため、利益を上げやすい特徴があるのです。

 

ダイレクト・レスポンス・マーケティング(DRM)

ダイレクト・レスポンス・マーケティング

 ダイレクト・レスポンス・マーケティングとは、お問い合わせをくれた見込み客や顧客、すでに商品を購入してくれた顧客、メールマガジンやLINE公式アカウントに登録してくれた見込み客など反応(レスポンス)をくれた見込み客・顧客に対して、直接連絡し信頼関係を構築し、商品・サービスを購入してもらうマーケティング手法になります。

 もっと噛み砕いていえば、直接見込み客や顧客と連絡を取り合い、商品やサービスを購入してもらうマーケティング手法になるのです。また、ダイレクト・レスポンス・マーケティングは、DRMと呼ばれたりしています。ダイレクト・レスポンス・マーケティングは、最も効果的なマーケティング手法だと言われています。

 

DRMを活用している企業

 ダイレクト・レスポンス・マーケティングを活用している企業の例として、化粧品を販売しているドモホルンリンクルや「今でしょう」で有名な林修が在籍している東進ハイスクールなどが挙げられます。

 例えば、ドモホルンリンクルでは、お試し無料で多くのユーザーに使ってもらい、顧客の連絡先(住所、メールアドレス)を獲得しています。連絡先が分かれば、商品を購入しなかった見込み客に対して、何度もアプローチすることができます。

 実際、商品を購入しなかった人でも、繰り返しアプローチされるうちに購入するという人は存在します。あなた自身も1回目の広告や営業では購入しなかったが、繰り返し広告を見たり、営業メールを見たりするうちに購入したという経験があるのではないでしょうか。

 

 また、購入しなかった人の中には、タイミング的に購入するのが難しかった人も存在するでしょう。例えば、申し込もうと思っていたが、急に家電が壊れてしまい、お金を使いすぎるのは気が引けることから購入するのをやめとうと考える人もいるでしょう。他にも、様々なタイミングから、購入することを諦めてしまう人は必ず存在します。

 その場合、タイミングをズラして「購入しませんか?」というセールスメールを送れば、購入してくれることでしょう。つまり、繰り返し連絡することで、売上が伸びやすくなるのです。

 しかし、多くの人は1回セールスをして上手くいかなかっただけで、アプローチするのをやめてしますのです。そうではなく、何度も見込み客にアプローチし続けることが大切になるのです。

 

注意点

 ダイレクト・レスポンス・マーケティングは、見込み客・顧客と信頼関係を構築することが大切なポイントになってきます。しかし、なぜか信頼関係を構築する前にセールスをしすぎてしまう人が多いのです。

 人は、信頼関係がない人からは、なかなか商品やサービスは購入しようとしません。ですので、ダイレクト・レスポンス・マーケティングで意識するべきことは、どのようにすれば見込み客・顧客と信頼関係を構築することができるのかということなのです。

 信頼関係を構築する方法として、見込み客・顧客にとって価値のある情報を伝えるという方法がオススメの方法になります。

 

 例えば、あなたが目の疲れを和らげる成分が入った健康食品(サプリメント)を販売したいとしましょう。このとき、目の疲れを和らげる方法に関する情報をメールなどで定期的に提供していたら、顧客は「この会社は有益な情報を提供してくれる会社だな」と感じるでしょう。

 そして、信頼関係を構築した状態で、健康食品(サプリメント)の宣伝を行ったら、無理なセールスをしなくても商品は売れるでしょう。

 

 このように、商品を購入してもらうためには、見込み客と信頼関係を構築していくことが大切になるのです。ダイレクト・レスポンス・マーケティングは、見込み客・顧客と信頼関係を構築することができる効果的なマーケティング手法の1つなのです。

 

連絡先(リスト)の集め方

 ダイレクト・レスポンス・マーケティングにおいて、連絡先(リスト)を集めることは大切ですが、戦略なくしてリストを集めることはできません。というのも、見込み客に対して連絡先を教えてくださいと言ったとしても、教えてくれる人はいないからです。特に、個人情報の重要性が高まっている現代において、個人情報である連絡先を教えてもらうことは困難です。

 

 しかし、フリーエンド商品を提供する代わりに連絡先を教えてもらという方法を活用すれば、思いのほか簡単に連絡先を獲得することができます。ちなみに、フリーエンド商品とは、無料で提供する商品のことを言います。

 例えば、簡易的なアンケート(名前、住所など)に答えることで、初回限定で自分が興味のある食品サプリメントを無料でもらえるならば、アンケートに答えてくれる人は多いでしょう。このように、フリーエンド商品を活用すれば、リストを獲得することができるのです。

 

 ドモホルンリンクルならば、試供品がフリーエンド商品に当てはまります。他にも、テンプレート資料、動画講座、無料相談などもフリーエンド商品になります。つまり、フリーエンド商品は、形があるものでなくても良いということになります。

 また、フリーエンド商品は無料で提供する商品だからといい、適当に商品を作ってしまう人がいますが、それは危険です。というのも、無料で適当に商品を作ったとしても、見込み客が欲しいと思わなければ、連絡先を獲得することは困難になってしまうからです。

 また、商品の完成度が低すぎると、有料商品を購入しようと考える人の割合が下がってしまいます。そうならないためにも、フリーエンド商品には力をかけるのがオススメになります。

 

コンテンツ・マーケティング

コンテンツ・マーケティング


コンテンツ・マーケティングとは、見込み客・顧客にとって価値のあるコンテンツ(記事・音声・動画など)を作成・発信し、ファンを増やしながら、商品・サービスを購入してもらうマーケティング手法になります。

 例えば、YouTubeで自分たちの扱っている商品・サービスに関連した情報を投稿していれば、視聴者の一部の人が自社に興味をもち、商品やサービスを購入してくれるようになります。このように、見込み客にとって価値のあるコンテンツを作り、自社のファンになってもらい、商品を繰り返し購入してもらうことを目標にしたマーケティング手法になるのです。

 

費用対効果

 コンテンツ・マーケティングは、一般的に効果が出るまでに少なくとも半年から1年かかってしまいます。そのため、多くの方は3ヶ月ほど実施してみて、費用対効果が悪いと感じ、やめてしまうのです。

 しかし、正しい方法で一定の努力すれば、費用対効果は改善していきます。むしろ、他の販売促進方法と比べて、費用対効果が高くなりやすいのです。

 というのも、コンテンツ・マーケティングはストック型のマーケティング方法になります。例えば、今日動画を1本公開したら、その動画が公開され続ける限りは、再生される可能性があるのです。つまり、動画を作れば作るほど、多くの人に見てもらえる確率が上がっていきます。

 また、動画1本あたりの月間再生回数がたった100回でも、100本動画を作れば毎月1万回は再生される計算になります。購入率が1%の場合、100人の方が商品を購入してくれるという計算になります。継続すればするほど、費用対効果が高くなるマーケティング手法になるのです。

 

メリット

 コンテンツ・マーケティングの大きなメリットは2つあります。1つ目は、広告費を削減することができる点です。費用対効果のところで書いた通り、コンテンツ数が増えることで、多くの人にアプローチが可能になります。そのため、広告費を削減していくことができるのです。

 2つ目は、コンテンツが増えることで、見込み客に専門家として認識してもらいやすくなる点です。見込み客は、商品を購入するとき失敗したくないという気持ちが強いです。そのため、信頼できる人から商品を購入しようと考えます。もちろん、知り合いに自分が欲しい商品を販売している人がいれば、その人から購入するかもしれませんが、知り合いにいない場合はネット経由で調べるでしょう。

 このとき、商品について詳しく解説しているサイトAと詳しい情報がないサイトBがあった場合、多くの人はサイトAから購入しようと考えるでしょう。というのも、詳しい情報を提供してくれているサイトの方が、より専門的な情報を知っていて、親切そうと考えるからです。

 

まとめ

 健康食品(サプリメント)ビジネスを始めるときは、調査をして、勝てそうな領域で戦うことが大切になります。また、どのようにすれば売れる仕組みができるのか、商品を販売する前から考えておくことも大切なのです。

 そして、商品がただ売れるだけではなく、どのようにすれば利益が出るのかを考えることも重要になります。そのために、自社にあったビジネスモデルを導入するのがオススメの方法になります。

 健康食品(サプリメント)ビジネスを、オンライン上で販売するためのマーケティング方法としては、ダイレクト・レスポンス・マーケティングやコンテンツ・マーケティングが効果的な方法になります。また、コンテンツが増えることで、専門家として認識されやすくなり、一種のブランドにもなります。

 

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