健康食品・サプリメント受託製造OEM
よくあるご質問

健康食品(サプリメント)ビジネスでOEM企業を選ぶときのポイントとは?

 今回は、健康食品(サプリメント)ビジネスでOEM企業を選ぶときポイントについて解説していきたいと思います。全体的な流れとしては、健康食品(サプリメント)とは何か、健康食品(サプリメント)ビジネスの特徴、OEMとは何か、OEM企業を選ぶときのポイントとは何かについて段階的に解説をしています。

 段階的に解説している理由として、前提条件を知らないままOEM企業を選んだとしても上手く行きにくいからです。例えば、サッカー選手になりたいなら、最低限のサッカーのルールを知っておく必要はあります。

 これは、健康食品(サプリメント)ビジネスでOEM企業を選ぶときも同じことが言えるのです。健康食品(サプリメント)ビジネスの特徴、OEM企業の特徴を理解した上で製造委託先を選ぶ方が、結果は出しやすいのです。ですので、今回は製造委託先を選ぶ上で大切なポイントや前提条件をできるだけ網羅的に解説していきたいと思います。

 

この記事を読むメリットは以下の通りです。

  1. 健康食品(サプリメント)ビジネスの特徴が分かる
  2. 失敗する健康食品(サプリメント)は何かが分かる
  3. OEM企業に依頼するメリット・デメリットが分かる
  4. OEM企業を選ぶときのポイントが分かる

 

 これから、健康食品(サプリメント)ビジネスに参入しようと考えている方、OEM企業を探している方にとって役に立つ情報になっていると思いますので、ぜひ最後まで記事をご覧ください。また、知っている知識ならば、読み飛ばして知らないところだけ読むスタイルでも結構です。一つでも、あなたの役に立つ知識があれば幸いです。

 

OEM企業とは

OEMとは

 OEMとは、「Original Equipment Manufacturing」を略した用語のことを言います。「Original」はオリジナルの、「Equipment」は製品、「Manufacturere」は製造業者を意味する言葉で、オリジナル製品の製造業者という意味になります。

 もっと噛み砕いて説明をすると、自社の生産ラインなどを活用して、他社のブランド製品を製造するメーカーや製造した商品のことを言います。

 OEMは、化粧品業界、食品業界、自動車業界など多くの業界で取り入れられている方法になります。もちろん、健康食品(サプリメント)業界でも、OEMを活用して商品が作られています。

 OEM企業に健康食品(サプリメント)の製造を委託すれば、自社で工場を建設して、健康食品(サプリメント)を製造しなくてもいいのです。もちろん、OEM企業に健康食品(サプリメント)の製造を依頼するメリットもあれば、デメリットも存在します。同じく、自社工場を作り、健康食品(サプリメント)を製造するメリットもあれば、デメリットも存在します。

 

 OEMについては、「食品サプリメントビジネスの始め方のOEMを活用する」の記事で詳しく解説しています。気になる方は、ぜひこの記事をご覧ください。

 

メリット

コストの削減

 健康食品(サプリメント)を含め自動車・化粧品・電子機器など自社で工場を作って、製品を作ろうとすると初期費用が必要になってしまいます。それは、工場の建設や製造用機器の設置に莫大な投資が必要になるからです。もちろん、大量に商品を販売することができれば、多くの利益を獲得することはできるかもしれません。しかし、最初から売れるかどうか分からない状態で工場を作ることはオススメしていません。

 というのも、上手くいかなかったときのデメリットが大きすぎるからです。一方、OEM企業に依頼することで、初期費用を抑えて製品を作ってくれます。万が一、売れなくても、会社が倒産してしまうというような、大きな損失はありません。このように、OEM企業に頼む大きなメリットとして、初期費用を削減することができるという点が挙げられます。

 また、製品の在庫が少なくなってきて、必要なときにだけ製造を頼めるので、毎月のランニングコストも低く抑えることができます。工場などを作ると、人件費や家賃など多くのランニングコストがかかってしまいますが、OEMならばその心配はありません。

 

企画・販売への集中

 商品の製造を委託することで、依頼者側は商品の企画・販売・マーケティングに資源を集中させることができます。一方、自社で商品を作る場合は、研究開発などにも資源を投下しなければなりません。そのため、経営資源が分散してしまう危険性があるのです。

 しかし、OEMで製造した商品の場合は、研究開発を行う必要がないため、企画・販売に集中して、経営資源を投下することができます。

 また、一般的に企画・販売は、製造よりも付加価値が高いと言われています。つまり、OEM商品を活用することで、より付加価値を生み出せる工程に時間・お金を割くことができるのです。

 

デメリット

競合になる危険性

 OEM商品のデメリットとして、委託先が自社と同じ商品を製造して、競合になってしまうという危険性があります。また、委託先は安く商品を製造することができるため、価格競争になると負けてしまう可能性があります。

 もちろん、商品が同じでも、サービスやブランドで差別化することで、価格競争に巻き込まれない可能性もありますが、競合が増えるのは痛手になることでしょう。そうならないために、OEM商品を作るときは、信頼できる委託先を探すのがオススメになります。

 つまり、OEMについて的確なアドバイスやサポートをしてくれる企業でかつ、倫理性の高い企業を見つけ出すことが大切だと考えられます。

 

製品による差別化が難しい

 健康食品(サプリメント)は、他社商品のコピーが非常に容易です。それは、表示を確認して同じ剤型で同じ剤型で製造すれば、ほぼ同じようなスペックの商品を製造することができるからです。

 そのため、製品で差別化することは難しいのです。しかし、成熟社会において、そもそも製品で差別化するのは至難の技です。それよりも、サービスやターゲットなどを変えて、差別化する方が簡単な場合が多いのです。以上のように、OEM製品は差別化するのが難しいですが、サービスによって差別化することができますので、メリットを越えるようなデメリットではないと思われます。

 もちろん、この辺りは考え方によって、デメリットの方が大きいと考える人もいるかもしれませんが、製品だけで差別化する必要はないということだけ知っておいて欲しいことになります。

 

健康食品(サプリメント)の特徴

健康食品(サプリメント)とは

 健康食品(サプリメント)は、健康食品とサプリメントに言葉を分けることができます。厚生労働省によると健康食品とは、「法律上の定義は無く、医薬品以外で経口的に摂取される、健康の維持・増進に特別に役立つことをうたって販売された、そのような効果を期待して摂られている食品全般を指しているもの」のことを言います。つまり、健康に良いと考えられる食品のことを言います。

 健康食品の表記方法には食品表示法や薬機法、景品表示法などによる様々な決まりがあります。そのため、消費者にわかりやすく伝えるための広告文言が法律違反になってしまうこともあります。

 そのため、健康食品を作る場合は、健康食品関係の法律などに詳しい専門家の意見を取り入れることが大切になります。どれだけ良い商品を作ったとしても、間違った表現の広告を打ってしまうと、それだけで商品に対するイメージは下がってしまいます。このような状況は非常にもったいないので、専門的な意見を貰えるOEM企業を選ぶのがオススメになります。

 

 健康食品の分類について詳しく知りたい方は「健康や栄養に関する食品表示制度とは」をご覧ください。

 

引用:いわゆる「健康食品」のホームページ|厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/hokenkinou/index.html)

 

健康食品(サプリメント)の特徴

ビジネスとして始めやすい

 健康食品(サプリメント)ビジネスは、ビジネスとして始めやすいという特徴があります。例えば、飲食店や美容院など店舗型のビジネスの場合は、初期資金として何千万も必要になってしまいます。一方、健康食品(サプリメント)ビジネスは数十万円から始めることができます。

 また、OEM企業に健康食品(サプリメント)の製造を依頼すれば、商品を作ってくれるため技術力がなくても始めることができます。さらに、健康食品(サプリメント)は1つ1つ小さいので、倉庫を借りる必要もなく、人を雇う必要もありません。そのため、固定費を減らすことができます

 

 また、すでに他のビジネスを始めている方でも、健康食品(サプリメント)は始めやすいビジネスになります。例えば、メイン事業としてエステサロンを行っている方ならば、美容に良いとされる成分を配合した自社オリジナルの健康食品(サプリメント)を顧客の方に販売することができるでしょう。

 他にも、美容院を経営されている方ならば、髪に良いとされている成分を配合した健康食品(サプリメント)を顧客に販売することができるでしょう。

 つまり、既存ビジネスにプラスした形で健康食品(サプリメント)始めることができるのです。既存顧客に追加で商品を販売することで、顧客単価を上げることができ、利益率を高めることができるというメリットもあります。

 

魅力的な市場が多い

 健康食品・サプリメント市場は、約1.5兆円と言われており、市場規模はかなり多いのです。そのため、強い競合がいない魅力的な市場も数多く存在するのです。ですので、後発組であったとしても利益を稼ぐことができるでしょう。

 また、市場を徹底的に細分化して、複数の魅力的な市場に対して健康食品(サプリメント)を提供して売上を上げるという方法も存在します。例えば、競合が全く存在せず月に50個程度しか商品が売れない市場を10個見つけることができれば、月に500個商品が売れる計算になります。1つの食品サプリメントを5,000円で販売すれば、毎月250万の売上になります。原価と経費が割合が60%ならば、毎月100万円の利益になるのです。

 また、競合が存在しない市場、競合が強くない市場、需要量が供給量を上回っている市場を狙うため、そこまで販売促進をしなくても売れ、利益率を高めることができるのです。さらに、毎月50個しか売れない市場には、強い企業はなかなか入ってこないので、安定したビジネスになりやすいのです。これは、市場規模が大きいからこそできる戦略の1つになります。


市場規模について詳しく知りたい方は「
知って得する!健康食品マーケットの裏事情【コラム】」の記事をご覧ください。

 

失敗してしまう理由

 健康食品(サプリメント)は、小資本で始めやすく、継続的に商品を販売することができるため、収益を上げやすいビジネスの1つです。また、健康食品(サプリメント)市場は、非常に大きな市場なので、魅力的なニッチ市場も数多く存在しております。

 しかし、どれだけ魅力的な市場があったとしても、やり方が悪ければ利益を上げることは難しいでしょう。これは、健康食品(サプリメント)以外にも当てはまります。

 また、不思議なことに多くの方が失敗する理由はおおむね一緒なのです。逆を言えば、失敗する理由を知り、失敗しないように振る舞えば失敗する確率を下げることができるのです。そこで、この章では多くの方が失敗してしまう理由と対策法について丁寧に解説していきたいと思います。

 

1つの理由

顧客目線が抜けている

 どれだけ時間をかけて質の高い商品を作ったとしても、顧客が欲しいと思う商品を作ることができなければ、その商品は残念なことに売れません。実際、質は高いが欲しくない商品があったとき、あなたはその商品を購入するでしょうか。おそらく、購入することはないでしょう。つまり、見込み客・顧客が欲しいと思う商品を作ることが大切なのです。

 一方で、競合と比べて質は低かったとしても、見込み客や顧客が欲しいと思う商品ならば、売れる可能性を秘めています。もちろん、販売方法が悪ければ売れないかもしれませんが、販売方法が正しければ売れることでしょう。このように、顧客目線で商品を作ることが大切なのです。

 

対策法

 顧客目線で商品を作る方法は、2つあります。1つ目は、見込み客や顧客に欲しい商品とは何か聞き、見込み客たちが求めている商品を作っていく方法です。2つ目は、見込み客や顧客が求めている商品とは何かを考え、商品を作っていく方法になります。

 1つ目の方法では、見込み客や顧客の意見を聞きながら作るため、売れない可能性が低い特徴があります。しかし、彼らの意見を全て取り入れることは現実的に不可能なので、彼らが重視しているポイントは何かを考えて、意見を取捨選択することが大切になります。

 また、意見は自分たちが狙ってるターゲットの人に聞くことが大切になります。例えば、20代女性向けの商品を作りたいにも関わらず、50代男性の意見を聞いてしまったり、アンケートをとってしまったりすると、商品のコンセプトがブレてしまい、20代女性に売れない商品になってしまう危険性があります。そうならないためにも、ターゲットの人に意見を聞くことをオススメします。

 2つ目の方法は、見込み客や顧客が求めている商品を考えて、市場に出しながら改善をしていく方法になります。この方法の特徴として、見込み客や顧客が想像していない画期的な商品を作れる可能性があるということです。というのも、画期的な商品は既存の商品の延長線上に存在しておらず、独自の目線が必要になります。しかし、見込み客や顧客は既存商品の延長線上の意見しか与えてくれません。そのため、1つ目の方法では画期的な商品を作ることは難しいのです。

 例えば、現在多くの方が当たり前に使っているスマートフォンは携帯の延長線上にない概念です。おそらく、見込み客や顧客の意見を聞いていただけでは開発されることはなかったでしょう。

 

顧客目線について詳しく知りたい方は、「一人の顧客に向き合う」の記事をご覧ください。

 

2つ目の理由

継続的に販売できていない

 健康食品(サプリメント)を販売し、利益を獲得していくためには、継続的に販売できる仕組みを持つことが大切です。というのも、商品を初めて購入する人に商品を販売するコストは、既存客に商品を販売するコストの5倍かかると言われています。

 つまり、既存顧客に販売するためのコストが1,000円かかっていれば、新規顧客に商品を販売するためのコストは5,000円かかるということになります。そのため、新規顧客だけに商品を販売していたとしても、利益を獲得することは難しいのです。

 健康食品(サプリメント)ビジネスで利益を出していくためには、継続的に購入してもらう仕組み・仕掛けが大切になるのです。ですので、どうすれば継続的に購入してくれるようになるのか企画段階で考えることが大切になります。

 例えば、これから作る健康食品(サプリメント)が1回しか売れない商品だと利益を獲得することは難しいでしょう。もちろん、価格が高ければ1回しか購入されなくても利益を上げることはできますが、現実的に難しいと考えられます。

 一方、毎月のように売れる健康食品(サプリメント)を作れば、多くの利益を獲得することができるでしょう。このように、商品を販売する前の企画段階で、儲かりやすい商品と儲かりにくい商品に二分されるのです。

 

対策法

 継続的に購入したい健康食品(サプリメント)の企画・コンセプトなどを考えることです。また、多くの方がないがしろにしてしまっている市場調査も大切になります。というのも、どれだけ自分たちが毎月購入してくれる食品サプリメントだと思っていたとしても、見込み客や顧客が毎月購入したいと思わなければ商品は売れません。ですので、コンセプト・企画が固まってきたら、アンケートなど調査を行うことをオススメしています。

 また、継続的に購入しやすい仕組みを導入することも大切になります。というのも、購入するためにプロセスが多くなったり、労働的コストがかかってしまうと解約率が上がってしまうからです。

 例えば、健康食品(サプリメント)を購入するために毎月銀行口座に振り込まなければならないとなると、顧客からすればかなり面倒だと感じてしまい、途中で解約してしまう可能性が大幅に上がってしまいます。一方、クレジットカード払いなど支払いが楽な方法を取り入れることができれば、解約率を一気に下げることができるでしょう。このように、どのようにすれば顧客が継続的に購入してくれるのか、支払い面から考えることも大切になるのです。

 また、クレジットカード払いのシステムを導入するのは難しいと思っているかもしれませんが、インターネット上のサービスが整ってきてくれたおかげで、想像しているよりも簡単にクレジットカード払い(定額制)のシステムを導入することができるのです。

 

継続的に商品を販売する方法について詳しく知りたい方は、

愛される商品・企業とは」、

「えこひいき」戦術:サプライズで顧客満足を一段上げる方法」、

ロイヤル・カスタマーとの付き合い方」をご覧ください。

 

3つ目の失敗

大きく始めてしまう

 ビジネスを大きく始めることで、短期間で大きなリターンを期待することができますが、失敗確率は上がってしまいます。特に資金力が乏しい場合は、大きなビジネスを行い、失敗してしまい、倒産してしまうということもあります。

 そうならないためにも、最初は小さく始めるのがオススメになります。そして、健康食品(サプリメント)においても、できるだけ小さく始めてみてコツを掴むのがオススメになります。こう聞くと当たり前のように感じるかもしれませんが、なぜか自分ごとになると大きく始めてしまう人がいるのです。

 例えば、売れるかどうか分からないのに人を雇ったり、会社を辞めてしまったりするのです。もちろん、否定するつまりはありませんが、経験上そのような方は失敗してしまう確率が高いのです。

 

対策法

 まずは、リスクを最小限に抑えてビジネスを開始してみることです。例えば、会社に勤めている方ならば、副業として始めてみて少しづつ大きくするのも選択の1つです。他にも、既存でビジネスを行っている方ならば、小ロットで食品サプリメントを作り、自分たちの顧客に追加で販売することはできるのか実験してみるのも選択の1つになります。

 また、自分ごとになると客観的な視点で見ることができなくなるので、自分が行おうとしていることを紙に書いて、意図的に客観的な視点で見てみましょう。そうすることで、完全ではありませんが、ある程度客観的に自分の考え・戦略を見ることができるようになります。

 

小さな資本で健康食品(サプリメント)事業を行いたい方は、「小さな資本で健康食品事業を成長させるための3カ条」をご覧ください。

 

選ぶときのポイント

ニーズによって異なる

 食品サプリメントを製造してくれるOEM企業は数多く存在します。しかし、全てのOEM企業が同じサービスを提供しているわけではありません。実は、各OEM企業はそれぞれの強みを生かしたサービスを提供しているのです。例えば、企画力が強いOEM企業、販売方法・マーケティング方法を教えてくれるOEM企業、アフターサポートが徹底としている会社・法律に関して専門的な知識を持っている会社・付随的なサービスはないが商品は安く作ってくれる会社など、様々な企業が存在するのです。

 その中で、自分にあったOEM企業を選ぶことが大切なのです。一方、自分が求めていないOEM企業を選んでしまうと、後悔してしまうことがあります。ですので、適当に安い会社を選ぶのではなく、どこならば自社にとって、自分にとって相性が良いOEM企業なのかを選ぶことをオススメしています。

 また、健康食品(サプリメント)ビジネスにおいて、OEM企業は健康食品(サプリメント)を製造してくれる長期的なパートナーでもあります。そのため、実際に担当者と会ったり、連絡を密にして、信頼できる会社なのかどうかを確かめることも大切になります。

 

新規参入の方

 新しく健康食品(サプリメント)ビジネスを始める方は、できるだけサポート体制が整っているOEM企業を探すのをオススメしています。というのも、初心者の方にとって健康食品(サプリメント)をどのように製造するのか、どのように販売するのか、広告を打つときの注意点など調べても分からないことが多いです。

 そのため、OEM企業にサポートしてもらうことをオススメしています。例えば、食品サプリメントの具体的な販売方法やマーケティング方法、法律に触れない広告文やキャッチコピー、売りやすいデザインなどです。

 多くの方は、相見積もりをとって価格だけでOEM企業だけを選んでしまいますが、サービスの手厚さも考慮することをオススメしています。特に、新規参入の方はサポートがない・サポートが薄いOEM企業よりも、少々高くてもサポートが豊富なOEM企業を選ぶ方がオススメです。

 また、健康食品(サプリメント)は少しのノウハウ・テクニックだけで売れ行きが大きく変わります。ですので、マーケティングや販売方法に詳しいOEM企業を選ぶのをオススメしています。

 

健康食品OEMの流れについて知りたい方は、「健康食品OEMの流れ」をご覧ください。

 

事業規模を拡大したい方

 これから食品サプリメント事業の規模を拡大していきたい方は、既存の製造委託先以外に数社のOEM会社と契約することをオススメしています。例えば、メインとなるOEM会社A、サブとしてOEM会社B、Cと契約するみたいに、あえて複数のOEM会社と契約する方法になります。

 もちろん、1つのOEM会社にお願いした方が、1つあたりの商品を作るためののコストは安くなるかもしれませんが、事業規模を大きくしていく上でリスクを分散していくことも大切になります。

 「卵は一つの篭(かご)に盛るな」という有名な言葉があるのです。これは、1つの籠に全ての卵を入れてしまうと、籠を落としたとき全ての卵が割れてしまい、リスクが高すぎることを意味します。そうならないために、卵を複数の籠に分けてリスクを分散しましょうという意味合いになります。

 そして、これはビジネスの世界でも同じことが言えます。1つのOEM会社に頼りすぎるのではなく、複数の会社にも依頼するのがオススメになります。ただし、このあたりは取引先との関係などもあるので、経営者の判断によって大きく変わってくるでしょう。

 また、依頼する会社が増えることで、商品の質がバラバラになってしまったり、取引先との関係性を構築するための時間が増えてしまったり、在庫管理が難しくなったりするデメリットも存在します。また、一般的に多くの商品を発注する方が、手厚いサポートをしてもらいやすいです。一方、取引先を分散してしまうとその恩恵を受けることができない可能性も存在します。繰り返しになりますが、このあたりは長期的なメリットとデメリットを比較した上で、判断するのが大切になります。

 

失敗しないためのポイント

自社が望んでいることを知る

 健康食品(サプリメント)を作る上で、OEM会社に求めることを見える化・言語化するのがオススメになります。というのも、自社が何を求めているのか分からない場合、どのOEM会社に依頼するのが最善なのか決定することができないからです。

 例えば、健康食品(サプリメント)を販売する上で企画の作り方などを知りたい方は、企画の作り方を丁寧に教えてくれるOEM会社を選ぶのがオススメになります。一方、小さく健康食品(サプリメント)を始めたい方は、小ロットでも食品サプリメントを作ってくれるOEM会社を選ぶのがオススメになります。

 このように、自分は何を望んでいるのかを知ることが大切になるのです。また、望んでいることが多い場合は、優先順位(ウェイト)をつけるのもオススメになります。何を一番望んでいるのか、どこを妥協したくないのか知ること実は大切なことなのです。

 

 そして、何を望んでいるのか分かったら、食品サプリメントのOEM会社をインターネットなどを活用して探していきましょう。会社の強みページやブログを見て、どこならば信頼して健康食品(サプリメント)を発注することができるのか確かめていきます。

 

厳しいことを伝えてくれる会社

 OEM会社の中には、短期的な利益だけを追い求めるがあまりに、パッケージの表記に景品表示法などの法律に触れるような表示がる健康食品(サプリメント)と分かっていても、知らないふりをして、健康食品(サプリメント)を作ってしまう事業者が、残念ですが存在してしまいます。もしかしたら、単純に関連法規の知識がある人材がいないだけなのかもしれませんが…。理由は分かりませんが、たまに表示に不備がある商品を見かけることがあります。

 しかし、お客さんのためを思うならば、厳しいことを伝えることも大切だと考えています。行政から指導を受けたら表示の変更が必要になるため最悪の場合は商品回収を行わなければならないとこになるからです。それ以上に行政指導を受けると企業の信用が低下してしまいます。

 

最終的な決定

 これは、健康食品(サプリメント)ビジネス以外でも言えることですが、やはり最後は担当者・企業との相性が大切になります。どれだけ技術力やサポート力が高い会社でも、相性が合わなければ長期的なお付き合いは難しいですし、トラブルが起きる可能性も高いです。ですので、どの人・どの企業ならば自分たちの商品を丁寧に作ってくれそうなのか、自分たちのことを真剣に考えてくれそうなのか考えて、OEM会社を選ぶことをオススメします。

 また、相見積もりを取り、価格が安い会社に依頼してしまう人が多いのですが、これから長期的なパートナーとして付き合っていくことが予想されます。ですので、価格だけではなく、サービスの内容なども考慮することをオススメします。

 

まとめ

 今回は、健康食品(サプリメント)ビジネスでOEM会社を選ぶときポイントについて解説していきました。OEM会社を選ぶ上で、健康食品(サプリメント)の特徴、OEM会社に依頼するメリット・デメリットを知っておくことが大切になります。というのも、特徴やメリット・デメリットを知っておかないと、健康食品(サプリメント)ビジネスで失敗してしまう確率が上がってしまうからです。

 例えば、メリットを正しく理解していないと、メリットの部分を活用することができませんし、デメリットの部分を知らないと、デメリットに対する対策を行うことができないでしょう。そうならないためにも、健康食品(サプリメント)ビジネスの特徴、OEM会社に依頼するメリット・デメリットを知っておくことが大切になるのです。

 また、OEM会社に依頼するときは、自社が何をOEM会社に期待しているのか見える化することが大切になります。というのも、自社のニーズと合致しないOEM会社に依頼してしまうと、上手くいかないことが多いからです。ですので、自社のニーズとは何かを分析することが実は大切なのです。そして、信頼でき、相性の良いOEM会社に依頼をしましょう

 

 弊社では、健康食品(サプリメント)のプロとして、健康食品(サプリメント)の企画と製造に関するアドバイスをさせていただきます。健康食品(サプリメント)ビジネスに興味がある方は、お気軽にお問い合わせして下さい。

 

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