健康食品・サプリメント受託製造OEM
よくあるご質問

広告を活用して健康食品(サプリメント)を販売する方法

健康食品(サプリメント)を含め商品を販売していくためにはビジネス自体の収益構造を理解することが大切になります。特に、広告などを使って商品を販売する場合は、利益構造を理解していないと赤字になってしまうことがあるのです。

 例えば、商品の製造原価などを意識せずに広告を打ってしまうと、商品を売れば売るほど赤字になってしまいます。こう聞くと、「そんな人本当にいるのかよ」と思うかもしれませんが、よくある話なのです。

 実際、「あなたの商品の原価率、利益率、顧客を獲得するためにかかっている費用はいくらですか?」と聞くと答えることができない人が多いのです。そして、以上の質問に答えることができなかった人は、製造原価を意識せずに広告を打ってしまう危険性があるので注意していきましょう。

 そこで今回は、健康食品(サプリメント)の利益構造について解説していきたいと思います。これから広告を活用していきたい方はぜひ、最後までご覧ください。

 

この記事を読むと以下のことを知ることができます。

  1. 健康食品(サプリメント)の利益構造
  2. 売上・利益分析方法
  3. LTVとCACの関係性
  4. 広告で大切な3つの指標
  5. LPの基本的な作り方

 

 これから、健康食品(サプリメント)を販売していきたい方にとって役に立つ情報になっていると思いますので、ぜひ最後まで記事をご覧ください。また、知っている知識ならば、読み飛ばして知らないところだけ読むスタイルでも結構です。一つでも、あなたの役に立つ知識があれば幸いです。

 

健康食品(サプリメント)ビジネスの収益構造

売上分析の重要性

 まずは、売上について解説をしていきたいと思います。売上は、顧客に商品を提供した結果得られる金銭の合計値のことをいいます。ただし、売上を分析していくときは、売上だけの数値を見ていても、深い考察を行うことは困難です。

 例えば、去年の売上が1,000万円で今年の売上が1,500万円なら、売上は1.5倍になったことを意味します。しかし、これだけの情報だけでは、売上が1.5倍になったことしか分かりません。

 つまり、「なぜ」売上が伸びたのかが分からないのです。顧客数が増えて売上が伸びたのか、新規で投入した商品が売れて売上が伸びたのか、高単価商品が売れて売上が伸びたのか、親会社からの発注金額が増えて売上が伸びたのか分からないのです。

 また、いくら売上が伸びたとしても、伸びた理由が分からなければ、来年には売上が落ちてしまうかもしれません。もし、たまたま売上が上がったにも関わらず、来年も売上が上がると考えて、生産設備を拡大してしまうと、悲惨な結果になってしまうことは容易に予想がつきます。

 しかし、多くの企業はこのような単純なことで倒産してしまうのです。そうならないためにも、売上を深くまで分析することは重要になるのです。

 

売上を分解する

 売上を深くまで分析していくためには、売上を分解していくことが大切になります。例えば、売上は「 顧客数 × 平均購入単価 × 平均リピート回数」に分解することができます。仮に、顧客数が100人、平均購入単価が5,000円、平均リピート回数が年2回ならば、「100人 × 5,000円 × 2回」で年間売上は100万円と計算することができます。

 では、一年後の売上が100万円から120万になったとしましょう。このとき、多くの方は売上が1.2倍になったため、良い傾向だと思うかもしれません。しかし、それは本当に良い傾向なのでしょうか。

 売上を分解して考えていきたいと思います。売上を分解すると、顧客数が80人、平均購入単価が5,000円、平均リピート回数が年3回だということが分かりました。この数値から、顧客数が減り、平均リピート回数が増えたということが分かります。

 では、次はさらに分解していきたいと思います。顧客数のうち、今年獲得した顧客数(新規顧客数)は0人、期首の既存顧客数は100人、流出した顧客数(商品を購入しなくなった顧客数)が20人だったことが分かりました。

 以上のことから、売上は伸びているが、新規顧客を獲得することができていないため、今後の売上は下がっていくと想像することができます。このように、売上の数値だけを見るのではなく、売上を分解していくことが大切になるのです。そうすることで、現在自社が置かれている環境を深くまで理解することができるようになるのです。

 また、売上を分解する方法は他にも数多く存在します。例えば、3つの事業を行っているならば、「A事業部の売上+B事業部の売上+C事業部の売上」で会社全体の売上を分解することができます。他にも、異なる健康食品(サプリメント)を3つ提供しているならば、「健康食品(サプリメント)Aの売上+健康食品(サプリメント)Bの売上+健康食品(サプリメント)Cの売上」で売上を分解することができます。

 

健康食品(サプリメント)ビジネスの売上分析

 健康食品(サプリメント)ビジネスの場合、売上の重要な要素は、「顧客数」になります。なぜなら、健康食品(サプリメント)ビジネスの場合、平均購入単価や平均リピート回数には限界値が存在するからです。

 例えば、提供する健康食品(サプリメント)が5,000円ならば、平均購入単価は5,000円になってしまいます。また、提供する健康食品(サプリメント)が1ヶ月分ならば、年間の平均リピート回数は12回程度になってしまいます。

 そのため、一般的に健康食品(サプリメント)ビジネスの場合は、平均購入単価や平均リピート回数の値を増やすよりも、顧客数を増やしていく方が大切なのです。

 もちろん、平均購入単価を上げるために、現在提供している健康食品(サプリメント)よりも価格が高い健康食品(サプリメント)を提供したり、健康食品(サプリメント)の価格を上げたり、健康食品(サプリメント)以外の商品やサービスを追加で購入してもらえるように工夫したりすることも大切です。しかし、平均購入単価を上げるために努力するよりも、「顧客数」を増やすために時間を使う方が売上や利益は上がりやすい特徴があります。

 

 また、「顧客数」も要素ごとに分解していくことが大切になります。例えば、顧客数は「新規顧客 + 既存顧客 ー 解約した顧客数」で求めることができます。つまり、顧客数を増やすためには、新規顧客を増やすことも大切ですが、健康食品(サプリメント)を購入しなくなってしまう顧客の数を減らすことも大切になります。

 例えば、ものすごく努力して新規顧客を1,000人獲得しても、解約してしまう顧客が1,000人以上存在すれば顧客数は増えません。むしろ、顧客数は減ってしまいます。

 一方、毎年獲得できる顧客が100人でも、解約してしまう顧客が10人しかいなければ、毎年90人ほど健康食品(サプリメント)を購入してくれる顧客は増えるのです。つまり、新規の顧客を増やすことも大切ですが、どれだけ顧客を維持できるのかも大切なことなのです。

 以上のように、健康食品(サプリメント)ビジネスの売上を分析するときは、「顧客数」「新規顧客数」「解約率」などを重点的に見るのがオススメになります。もちろん、より深い分析を行いたい方は、「平均購入単価」や「リピート回数」などの他の指標も見るのがオススメになります。

 

売上の上げ方をより詳しく知りたい方は以下の記事がオススメになります。

売上を伸ばすにはバックヤードが大切~健康食品(サプリメント)ビジネスの成功例と失敗例~

リピート(継続購入)につなげる方法

 

利益を分解する

 売上を分析するのと同じくらい、利益を分析することも大切になります。なぜなら、どれだけ売上があったとしても、売上以上の経費がかかっていれば、赤字になってしまうからです。そして、会社・事業を黒字にしていくためには、利益構造を知ることが大切になります。一般的に利益は「売上 ー 売上原価 ー 販売費 ー 一般管理費」で求めることができます。

 

売上原価

売上原価とは、商品を作るために必要になった費用のことをいいます。例えば、原材料費、商品を作るために働いた技術者の賃金、工場で発生した経費などを計算して求めます。そのため、自社で健康食品(サプリメント)を製造している場合は、売上原価の計算は複雑になってしまいます。

 一方、健康食品(サプリメント)の製造を外注している場合は、自社で健康食品(サプリメント)を製造するよりも、原価計算はシンプルな場合が多いです。例えば、30万円かけて健康食品(サプリメント)を作った場合は、30万円が基本的には売上原価になります。

 

販売費

 販売費とは、健康食品(サプリメント)を販売するために必要になった費用のことをいいます。販売費に含まれるものとして、営業マンの人件費、広告費、マーケッターの人件費などが挙げられます。例えば、営業マンの人件費が100万円、広告費が50万円、マーケッターの人件費が100万円、その他販売費が30万円ならば、「100万円+50万円+100万円+30万円」で販売費は280万ということになります。

 

一般管理費

 一般管理費とは、ビジネスを行っていく上で必要になる費用のことを言います。例えば、経理の人件費、本社の家賃、役員の報酬、パソコンなどの減価償却費、保険料などが一般管理費として挙げられます。基本的に、経常的に発生する費用のうち、売上原価や販売費以外の費用が一般管理費になります。

 

利益を上げるためには

 利益を上げていくためには、売上を増やし、売上原価・販売費・一般管理費を減らすことが大切になるのです。当たり前のように感じるかもしれませんが、この当たり前が大切なポイントになるのです。

 そして、自社の現状を分析するためにも、何に費用がかかっているのか分析するのをオススメします。また、健康食品(サプリメント)ビジネスの場合は、多くの販売費が必要になってしまいます。逆を言えば、販売費を徹底的に下げても健康食品(サプリメント)を大量に販売することができるならば、多くの利益を獲得することができるのです。

 

利益の上げ方をより詳しく知りたい方は以下の記事がオススメになります。

販売価格の決め方~利益が上がる健康食品(サプリメント)の価格設定方法~

健康食品の通販では定期顧客への囲い込みが大切~健康食品(サプリメント)ビジネスで利益を上げ続けるための方法~

商品に対する愛が大切です~健康食品サプリメントビジネスで利益を上げ続けるための方法~

 

LTVとCACの関係性

LTV(顧客生涯価値)

 LTVとは「Life Time Value」の略称で、日本語では「顧客生涯価値」と言います。具体的に、LTVとは顧客が生涯を通して自社に支払ってくれた粗利益の合計金額のことを言います。また、粗利益とは、売上から売上原価を引いた値のことを言います。

 例えば、売上が100万円で、売上原価が30万円ならば、「100万円ー30万円」で粗利益は70万円だと計算することができます。そして、生涯を通して平均的に顧客が粗利益70万円の商品を10個購入してくれた場合、「粗利益70万円 × 10個」からLTVは700万円だと計算することができます。

 では、次は月額5,000円の健康食品(サプリメント)を販売している場合を考えていきたいと思います。もし原価が売値の30%ならば、5,000円の健康食品(サプリメント)の売上原価は「5,000円 × 30%」から1,500円になります。

 つまり、5,000円の健康食品(サプリメント)を1つ販売することができれば、「5,000円 ー 1,500円」から3,500円の粗利益を獲得することができる計算になります。また、平均的に月額5,000円の健康食品(サプリメント)を3年購入してくれる場合、「粗利益3,500円 × 36ヶ月」から126,000円がLTVになります。

 

LTVについて詳しく知りたい方はいかの記事がオススメです。

ライフタイムバリュー(LTV)とは

 

CAC(顧客獲得費用)

 CACとは、「Customer Acquisition Cost」の略称で、日本語では「顧客獲得費用」と言います。より具体的にいえば、顧客を1人獲得するために必要になるコストのことを言います。

 また、CACを計算するときは、営業マンの人件費、マーケッターの人件費、広告費などのコストを計算し、獲得した顧客数を割って求めることができます。

 例えば、営業マンの人件費が100万円、マーケッターの人件費が100万円、広告費が100万円で、獲得できた顧客の数が30人だった場合を計算をしていきたいと思います。まずは、全体のコストを計算していきたいので、「営業マンの人件費 + マーケッターの人件費 + 広告費」を全て足し合わせると、「100万円 + 100万円 +100万円」から300万円だと計算することができます。

 また、獲得できた顧客の数が30人だったので、CACは「全体のコスト ÷ 獲得した顧客数」から計算することができるので、「300万円 ÷ 30人」から、CACは10万円だと求めることができます。

 つまり、1人の顧客を獲得するために平均的に10万円のコストがかかっている計算になります。また、一般的にCACはLTVの3分の1程度が良いとされています。例えば、LTVが30万円ならば、CACはLTVの3分の1の10万円程度が目安になってきます。

 そして、CACがLTVの3分の1を越えている場合は、LTVを上げるか、CACを下げなければ利益が圧迫されてしまうことを意味します。一方、CACがLTVの3分の1以下ならば、会社の規模を拡大していくために、もう少し販売費をかけていった方が良いとされています。

 しかし、会社の規模を大きくしていこうと考えていない場合は、CACがLTVの3分の1以下でも良いとされています。その分、多くの利益が残るので、ゆとりを持った経営を行うことが可能になります。

 

費用対効果の計算

 広告を活用していく場合、広告を活用して獲得した顧客のLTVとCACを調査していくことが大切になります。なぜなら、広告の打ち方や広告を打つ場所が変わるだけで、LTVやCACは大きく異なることがあるからです。

 例えば、メディアAで広告を打った場合CACが1万円、メディアBで広告を売った場合CACが2万円、メディアCで広告を売った場合CACが3万円なら、多くの方はメディアAで広告を打とうと考えてしまいます。

 しかし、CACだけでどこに広告を打つのかを決めるのではなく、LTVも確認していく必要があるのです。例えば、メディアAで広告を打って獲得した顧客のLTVが2万円、メディアBで広告を打って獲得した顧客のLTVが10万円、メディアCで広告を打って獲得した顧客のLTVが10万円だった場合、本当にメディアAで広告を打つことが最適なのでしょうか。

 つまり、メディアAで顧客1人を獲得するためにかかるコストは1万円だが、LTVは2万円しかないわけです。一方、メディア Bの場合は顧客を獲得するコストは2万円ですが、LTVは10万円です。メディアCは、顧客を獲得するコストは3万円で、LTVは10万円です。この中で最も効果的な広告の打ち方は、メディアBで広告を打つことでしょう。このように、顧客を獲得する費用だけではなく、LTVも考えて広告の打ち方を決めていくことが大切になるのです。

 

広告で商品を販売するときに意識するべき値

広告で大切な3要素

 広告を活用していく上で大切な指標が3つあります。それが、「インプレッション数」「クリック率」「コンバージョン率」になります。この3つの指標を知らずに広告を活用してしまうと、ほとんどの確率で失敗してしまいます。ですので、3つの指標について詳しく説明していきたいと思います。

 

インプレッション数

 インプレッション数とは、ユーザーの画面上に自社の情報が表示された回数のことを言います。例えば、自社が何か広告を打ったとき、100インプレッションありましたと書かれていたら、広告がユーザーの画面上に100回表示されましたという意味になります。

 基本的に、インプレッション数が多ければ多いほど、多くの方に見てもらったことを意味します。しかし、多くの方に見てもらったからといって、興味を示してくれたかどうかは別の話になります。

 イメージとしては、テレビでCMを打つとしましょう。このとき、100万回様々な人にCMを見られたとしても、興味をもってもらったかどうかは別の話になるでしょう。以上の例のように、インプレッション数が多ければ、それで良いというわけではないのです。

 むしろ、インプレッション数が少なくても、見込み客に適切に情報を伝えて、興味を持ってもらえているのかどうかの方が大切になるのです。もちろん、インプレッション数が10回や100回しかなければ、広告を見て商品を購入してくれる人はいないので、最低限のインプレッション数は必要です。しかし、無理にインプレッション数を上げると、広告費が上がってしまうので注意をしていく必要はあります。

 

クリック率

 クリック率とは、自社の広告が表示されたとき、何%の人が自社の広告を見て興味を持ち、リンクをクリックしてくれたのかを確率(パーセント)で表示したものになります。

 例えば、インプレッション数が1,000で、リンクをクリックしてくれた回数が5回ならば、「5 ÷ 1,000」で0.005という値になります。この数値をパーセント表記にすると、0.5%になります。

 一般的に、クリック率が高いと見込み客に対して正しく広告を打てているということが分かります。一方、クリック率が低い場合は、見込み客に対して正しく広告を打てていない可能性が極めて高いのです。そのため、クリック率を高めていくことが大切であると考えられています。

 また、SNS広告やGoogle広告は、クリックされたときに広告費を払う場合が多いです。そのため、クリックされなければ、費用はかからないという大きなメリットがあります。さらに、イタズラで何度も広告をクリックされてしまうこともありますが、短期的に同じユーザーからクリックされた場合、必要以上に広告費を払う必要がないという仕組みも整っているので、安心して広告を打つことができるでしょう。

 ただし、広告料の支払い方は、広告を打ちたいSNSや広告の種類によって変わるので、広告を打つ場合は、どのようなときに広告費用が発生するのか調べることをオススメします。というのも、利用規約や価格表などを読まない場合、広告費が発生しないと思っていたものに対して多額の費用が発生してしまうことがよく起きてしまうからです。そうならないために、価格表などをしっかりと調べるのがオススメになります。

 また、よく分からない場合は、お金を支払ってでも誰かに教えてもらうことを強くオススメします。

 

コンバージョン率

 コンバージョン率とは、目標達成率のことを言います。つまり、商品を購入してくることを目標(コンバージョン)にしている場合、どれくらいの割合で商品が購入されているのかを示すのがコンバージョン率になります。

 例えば、LPサイト(商品を販売するための細長いページのこと)に100ユーザーが訪問してきて、1ユーザーが商品を購入すれば、「1 ÷ 100」でコンバージョン率は1%になります。

 また、商品やサービスを購入してくれる割合(コンバージョン率)をどれだけ高めることができるのかが、広告を活用していく上で大切なことになります。なぜなら、コンバージョン率が低い場合、多くの広告費がかかっているにも関わらず、商品は売れていないということを意味するからです。

 また、コンバージョン率が高いLPサイトを作ることができるのかどうかが実は大切なポイントになるのです。もし、コンバージョン率が低いLPサイトならば、早くLPサイトを改善して、コンバージョン率を高めていく必要があるのです。

 さらに、どれだけ良いLPサイトを作っていたとしても、LPサイトに連れてくるユーザー層と商品を購入してくれるユーザー層が異なれば、商品は全く売れません。そのような場合は、広告を打つ場所を変えたり、対象を変えたりすることが大切になるのです。

 他にも、クリック率を上げるために、ユーザーに誤解を与えるような広告を打ってしまうと、多くのユーザーはLPサイトに訪問してくれますが、商品を購入してくるユーザーは少ないので、コンバージョン率は落ちてしまう可能性が極めて高くなってしまいます。

 もちろん、クリック率を高めていくことも大切ですが、コンバージョン率が落ちてしまうような広告の打ち方は良くない広告の打ち方なのです。

 

大切な指標の関係性

 「インプレッション数」、「クリック率」、「コンバージョン率」の3つの指標の関係性についてまとめていきたいと思います。

 商品の販売数は基本的に、「インプレッション数 × クリック率 × コンバージョン率」で求めることができます。つまり、販売数を上げていくためには、「インプレッション数」、「クリック率」、「コンバージョン率」を上げていくことが大切になります。

 しかし、「インプレッション数」を上げたことで、「クリック率」、「コンバージョン率」が下がってしまうこともよくある話です。そこで、理想としては「コンバージョン率」が下がらない範囲で、「インプレッション数」、「クリック率」を上げていくのがオススメになります。

 ただし、大量に商品を販売したい場合は、「コンバージョン率」を少し減らしてでも、「インプレッション数」、「クリック率」を上げていくという方法もあります。結局のところは、自社の状況に合わせて、「インプレッション数」、「クリック率」、「コンバージョン率」の目標値を決めていくことが大切になるのです。

 

LPの重要性

LPが大切な理由

 オンラインを活用して効率的に商品を販売していくためには、LPが重要になります。例えば、どれだけ良い商品を扱っていたとしても、訴求力の低いLPならば商品は全く売れません。一方、一般的な商品でも、訴求力の高いLPならば商品を効率的に販売することができます。

 ただ多くの方は、「商品さえ良ければ売れる」と考えてしまい、LPに力を入れる人は少ないのです。しかし、オンライン集客におけるLPは、営業マンと同じなのです。例えば、どれだけ良い商品を扱っていたとしても、営業マンが頼りない人だと商品は売れないでしょう。一方、商品は普通でも、営業マンのスキルが高ければ商品は売れます。

 つまり、LPは営業の要になるサイトになるのです。そのため、質の高いLPを作るために時間やお金を投資していくのがオススメになるのです。もちろん、素晴らしいLPを作ったとしても、見込み客に響かないLPならば商品は売れませんが、見込み客に響くLPならば、想像しているよりも簡単に商品を販売することができるのです。

 また、失敗する人の多くは、LPを作るとき自分で作ろうとしてしまいますが、見込み客や顧客に響くようなLPを作ろうと考える場合は、外注するのをオススメしています。もちろん、時間をかけてLPを作るスキルを身に付けることも1つですが、スキルを身につけるために時間がかかりすぎてしまいます。時間があるならば、スキルを身につけることも1つですが、すでに事業を持っていて売上が上がっている方は時間がもったいないので本業に時間を使うことをオススメします。

 

LPの基本的な作り方

ペルソナの設定

 LPを作成するときの基本は、ペルソナを設定し、ペルソナに響くように適切な順番で情報を提供していくことです。ペルソナとは、理想の顧客像のことをいいます。また、ペルソナはできるだけ、詳細に決めていくことがオススメになります。

 なぜなら、ペルソナが抽象的だとLPを依頼しても、両社間の認識が異なってしまうことが多いため、自分達が想像しているようなLPが作成されない確率が上がってしまうからです。

 例えば、これから60代女性向けの健康食品(サプリメント)を作ろうと考えている場合、60代女性には様々な方がいるでしょう。現役を引退して、孫の世話をしている方もいれば、現役でバリバリと講師として仕事をしている方もいますし、田舎で野菜を育てている方もいるでしょう。このように、60代女性と言ったとしても様々な方が存在するのです。

 そのため、ペルソナが抽象的だと、依頼する側と依頼された側ではペルソナに対する認識が異なってしまうのです。そうならないためには、ペルソナをできるだけ具体的にしていくことが大切になるのです。

 

新PASONAの法則

 ペルソナが決まったら、新PASONAの法則に従って提供する情報を提供していきます。新PASONAの法則とは、Problem(問題)、Affinity(親近感)、Solution(解決策)、Offer(提案)、Narrowing Down(絞込)、Action(行動)の頭文字をとった言葉なります。

 また、新PASONAの法則に従って情報を提供することで、見込み客が商品を購入してくれやすくなるとされています。少し具体例を交えて説明していきたいと思います。

 

Problem(問題)

 あなたは、ヒザが痛くて日々の生活で悩んでいませんか?例えば、階段を上がるときや下がるとき、買い物に行くために自転車に乗ったとき、掃除機をかけるときなどなど。

 

Affinity(親近感)

 ヒザが痛いと思ったように行動ができなくて辛いですよね?私もヒザを痛めたときは日々の生活が苦痛で仕方がありませんでした。

 

Solution(解決策)

 しかし、ヒザの痛みに効く成分が入っている健康食品(サプリメント)を活用すれば、あなたの抱えている問題を解決することができるかもしれません!

 実際、この健康食品(サプリメント)を使った〇〇さんは、健康食品(サプリメント)を飲み始めてから1週間ほどでヒザの痛みが緩和されました。他にも、〇〇さんは、健康食品(サプリメント)を飲む前は歩くのが苦痛だったそうですが、健康食品(サプリメント)を飲み始めてから歩くのが楽しくなったそうです。

 

Offer(提案)

 あなたもヒザの痛みを緩和してみたくありませんか?そこで、興味がある方限定で、初回1,000円で健康食品(サプリメント)をご提供いたします。もし、体に合わなければ、すぐにやめて頂いてもかまいません。

 

Narrowing Down(絞込)

 ヒザの痛みに悩んでいる60代女性の方なら健康食品(サプリメント)に満足して頂けるものになっています。

 

Action(行動)

 今なら初回1,000円キャンペーンを実施しています!ぜひこの機会に、お試しください!

 

 以上のような順番で情報を提供することで、健康食品(サプリメント)が売れやすくなるとされています。

 

LPの改善方法

 LPを作ったら終わりではなく、繰り返しテストを行ってコンバージョン率を高めていく必要があります。例えば、デザインAとデザインBどちらの方がコンバージョン率が高いのか、実際にサイトを変更して実験をしていきます。

 他にも、言葉遣いを少し変えてコンバージョン率がどのように変化するのかも実験をしていくのです。このように繰り返し実験を繰り返しながら、コンバージョン率を少しづつ高めていくのです。

 もちろん、最初からコンバージョン率の高いサイトを作ることができればいいのですが、実際にテストしてみないと分からないのです。また、時間をどれだけかけてLPを作ったとしても、テストを何十回も繰り返したLPの方がコンバージョン率は高くなります。

 そのため、LPは業者に頼んで、できるだけ短期間に作ってしまい、繰り返しテストを行ってLPを改善していき、コンバージョン率を上げていくのがオススメの方法になります。

 

まとめ

 広告で健康食品(サプリメント)を販売するためには、まずは利益構造を知ることが大切になります。利益構造が分かっていないと、どれだけ健康食品(サプリメント)を販売しても利益が出ないという状態になってしまいます。

 また、利益構造以外にも、LTVとCACの関係性を知ることも大切になります。なぜなら、どれだけの費用をかけて顧客を獲得すれば、黒字になるのかという目標がないと、広告費をうまいことかけることができないからです。

 また、広告を活用する場合は、「インプレッション数」、「クリック率」、「コンバージョン率」が大切になります。さらに、ペルソナに響くようなLPを作成しなければ、コンバージョン率は低くなってしまいます。

 そうならないためにも、具体的にペルソナを設定し、LPを作成していくことが大切になります。また、LPは作ったら終わりではなく、改善して、コンバージョン率を高めることが大切になるのです。

 

これから健康食品(サプリメント)ビジネスを始めたい方は以下の記事がオススメです。

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